「毎月10日は豚骨の日で一杯¥600!札幌市東区の“おっぺしゃんらーめん”を食べてみた」-マスオ。の、リアル孤独のグルメシリーズ!Vol.14-
九州出身札幌在住の旅好きライターマスオ。が北海道グルメを探して歩く!リアル孤独のグルメシリーズ第14弾!
仙台発の熊本ラーメンが札幌にある?!
札幌に移住して7年以上が経過したが、気持ちは地元・福岡のままだ。意地を張っているわけではないが、九州人としての気持ちはそのままで、いまだに観光客気分だ。
北海道に来て、食する頻度が減ったものがある。ラーメンだ。北海道は札幌の味噌や函館の塩、旭川の醤油といった全国的にもラーメン文化で名高い土地。しかし、ラーメン=博多ラーメンで育ったきた私にとって、北海道のラーメンは博多ラーメンとは全く別の食べものといっても過言ではない。
北海道のラーメンも美味いものは美味いのだが、私の血が欲しているラーメンではない。
そんなことを日々思っているわけだが、札幌に熊本ラーメンを提供している店があると聞いたことがある。九州人としての血が騒ぐ。行ってみなければならない。
札幌市東区北十四条に車を走らせ、訪れたのは「らーめん おっぺしゃん」。調べたところ、熊本ラーメンを提供しているが、本店は仙台市だという。店に入る前から情報で渋滞してしまった。まぁ、そんなことを気にしていても仕方ない。熊本ラーメンと言っているのだから、熊本ラーメンだ。
偶然にも豚骨(とんこつ)の日!毎月10日を見逃すな!
店に入ると、何やら店内が活気づいている。あちこちに張り紙がしてあり、何事かと見てみると「毎月10日は豚骨の日!おっぺんしゃんらーめん¥800→¥500!」と書かれている。
※訪問当時の価格。2022年6月20以降、価格改定。おっぺしゃんラーメン¥850→豚骨の日¥600
なるほど、偶然にも今日は10日。イベント日だったってわけか。しかも、おっぺしゃんらーめんを安く食べられるなら、こんな嬉しいことはない。
注文は、迷わずおっぺしゃんらーめんだ。そして、九州独特の文化、麺の硬さ選びもちゃんとある。熊本ラーメンの麺は博多ラーメンに比べ少し太いはずだ。博多ラーメンならバリカタでいいが、太さを考えるとカタがいいだろう。
脂の量も選べるのか。このシステムは博多ラーメンには基本的にはない。マー油を使う熊本ならではなのか。雰囲気からすると、ちょいブラにしておいたほうがいいだろう。
メニューを見ていると、九州醤油を使ったから揚げや熊本ギョーザ(棒ぎょうざ)もそそられる。から揚げにぎょうざときたら、ライスもマストだ。頼んでしまえ。
食べきれるか分からんが、食べたいものを食べよう。
思い出す九州の味。やっぱりとんこつラーメンLOVE♡
らーめんが最初に来るかと思いきや、お店が混雑している影響か、から揚げとギョーザとライスが先に運ばれてきた。主役のらーめんがいなくとも、このサブメニューだけで主役はれているぞ。つい先に食べてしまいそうになるが、ここは我慢。主役の登場を待つ。
遅れて数分、主役のおっぺしゃんらーめんの降臨。
見事な白濁としたとんこつスープ。思っていた通り麺は博多ラーメンより少し太めのストレート。表面にはマー油が落とされている。いかにも熊本といった雰囲気だ。
久々の九州系のラーメン。いただきます。
あー、これはこれでうまい。博多ラーメンとはまた別だが、系統としては似ているから九州の血に適応している。ストレート麺をズゾゾっと一気にすすり、スープを一口。この組み合わせがたまらんな。
そこにサイドメニューのから揚げにかぶりつき、ライスでお口直し。お次はギョーザをガブリ。ライスでお口直し。そしてまたラーメンを流し込む。
口の中が九州祭だ。これはいい。
全部食べ切れるかと心配したが、気づけば完食。やっぱり、体が求めているものはどんどん吸収してしまうということか。
ごちそうさまでした。
らーめん おっぺしゃんさん、美味しいラーメンにから揚げに餃子をオトクにありがとう。
またきます。
※2022年6月20以降、価格改定。おっぺしゃんラーメン¥850→豚骨の日¥600
おっぺんしゃん東14条光星店
所在 北海道札幌市東区北14条東6-1-17
TEL 011-742-4440
TV東京の人気ドラマ『孤独のグルメ』を愛するライターマスオ。が、リスペクトを込めて五郎さんの気分で北海道のグルメ店を食べ歩く!マスオ。のリアル孤独のグルメシリーズ!