なんとなく興味はあるけれど、今まで特に行く機会のないままだった歌舞伎観劇。
歌舞伎好きの叔母から観に行かないかと誘われ、これはいい機会かもと思い快諾。
先行販売がネットのみとのことで、そういうものに弱い叔母から頼まれ予約は私の仕事になり、先行販売日に仕事の休憩時間を使ってスマホから予約を入れたのが3月下旬。予約が集中しているのか、なかなか完了にならず、過ぎゆく休憩時間との闘いだったのを思い出します…。

そんなこんなで、なんとか予約を取り付け、チケットも届き、7月6日当日を迎えたのでした。

観劇の人々をウォッチャー

場所は札幌市教育文化会館の大ホール。
予約したのが13時半開演の昼の部で、開場は12時45分。
到着したのが12時半くらいだったのですが、ロビーにはすでに多くの人が開場を待っていました。

7月という暑い時期、着物の人ってそんなにいないのではと思っていたのですが、フタを開けてみたら思った以上に着物の人が多かったです。
そもそもは娯楽である歌舞伎なので何を着ていってもいいと思うのですが、着物と歌舞伎って、やっぱりしっくりきますね。華やかです。
今回行くにあたり、叔母は着物、私は服で行くつもりでした。でも叔母から、せっかくだから着物を着たらと言われ、じゃあ…と私も着物で行くことにしたのですが、そうして正解。
着物を着る機会って意識しないとなかなかなかったりするので、こういう時に着るっていいものですね。

観劇を待つ方々の着物観賞も、ひそかに楽しんでいました。

歌舞伎観劇のお供

12時45分ちょうどに開場となりました。
中に入るとまず目の前に、お弁当の販売コーナーがありました。
そして、パンフレットとお菓子の売り場では、それらが飛ぶように売れています。
手ぬぐいなどの歌舞伎グッズも販売されていました。
席に着く前にパンフレットとお弁当を購入、そしてイヤホンガイドを借りました。
今回が初の歌舞伎、観劇してて話が分かるかなと思っていましたが、そんな人のためにイヤホンガイドを700円で貸し出していたので、お試しです。

指定席に座り、見渡すと皆さん思い思いに時間を過ごされています。

時間があったので私は開演前にお弁当をいただいちゃいました。

このお弁当、名前は「歌舞伎弁当」ですが、札幌ではおなじみ「サザエ」のお弁当です。笑
なので、美味しいです。
あ、これ、私の膝の上ね。

お腹を満たしたら、パンフレットで演目の予習。

イヤホンガイドは観劇中に使います。
これ、使ってみて分かったんですが、とても便利でした!
リアルタイムで説明してくれるので、状況がつぶさに分かります。
私のような歌舞伎初心者が歌舞伎を楽しむなら、これはすごく良いです。

それと番外編で、今回とても役立ったのが扇子。
もちろん冷房はかかっていますが、夏物の着物とはいえ結構暑い。そんな時に扇子はほんとに役立ちました。
叔母が持ってきてくれていました。
ありがたや。

歌舞伎開演!

13時半、開幕しました。
最初の演目は「猩々」。
猩々とは、架空の動物のようです。
酒好きなのが特徴で、酒売りの酒を酌み交わしながら踊る舞は、愛嬌があってそして美しい。
能を元にした舞踊というこの作品は、衣装も能を思わせます。
猩々を演じたのは中村錦之助、中村橋之助、中村福之助。酒売りが中村梅花。
20分ほどの短い演目ではありましたが、あっという間に感じました。
舞は見ていて飽きないものですね。

演目が終わり幕が引くと、歌舞伎でよく見る幕に変わりました。

私はお茶漬けを思い出します…。

15分ほどの休憩のあと、八代目中村芝翫、四代目中村橋之助、三代目中村福之助の襲名披露口上です。
三男の四代目中村歌之助は高校があるため巡業には来れなかったそう。親子4人揃っているところを見たかった気持ちもありますが、仕方ないですね。

口上のあとは25分の休憩が入り、最後の演目「熊谷陣屋」です。
このお話は、源氏と平家の合戦の最中の話で、自分の子を犠牲にした熊谷の苦悩と悲しみ、そしてその妻相模の愛する子を失った悲しみが見せ場の物語なので、全体的にトーンが重く、イヤホンガイドの説明もトーンが重い。
イヤホンガイドのお陰で内容は分かるものの、舞台上の口調は当然だけど歌舞伎調。
するとどうなるか…。
そう、睡魔が…。
相模が、打ち取られた首が自分の息子のものと知って取り乱すところで、やっと目が冴えました。
ある意味、忘れられない演目になりました。笑

熊谷を八代目中村芝翫、その妻相模を中村扇雀、ほか息子さんお二人も軍次として舞台に立ち、約1時間半の演目は終了となりました。

初の歌舞伎観劇は、トータルしてとても面白かったです!
イヤホンガイドのお陰で内容が分かるのがとても良かった。他の演目も観てみたいと思いました。
キツかったことといえば、思いがけない睡魔には参ったことと、着物なので足が組めなくて辛かったことかな。笑
でもまた観る機会があったら、やっぱり着物で行くつもり。
今後の新たな楽しみが増えました。