Necco Galleryで「字展-弐-」を見てみた
2017年2月1日 18:17
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突然ですが、私は文字フェチです。
例えば、どこかで書道展などをやっていたとして、偶然その前を通ったら、吸い寄せられるように入り、見入ってしまう。
写経を見るのも好きで、整然と並んだ漢字をうっとりと眺めてしまう。
そんな綺麗な文字を書きたいという欲望はなく、ただただ眺めるのが好きらしい。
余談ですが、ギャラリーでは夢中で作品を読んだり見たりしていて、気づくと決して広くはない中に10人近く集まっていました。誰がスタッフさんで、作家さんで、私のような見るだけの人なのか、まったく見分けはつかなかったけれど、なぜか帰り際にお菓子をくださった方がいて、「え、あ、すみません」といただいて帰ってきちゃいました。アンダーグラウンド的な空間で、ちょっとほっこりしたという話。この場を借りて、ほっこりをありがとうございました。 これを読むかどうか分かりませんが。
「字」が主役の展示会「字展」
そんな私のもとへ、「字展」という、文字通り「字」が主役の展示会があるという情報が流れてきました。 「字展」。なんて素敵な響き。文字フェチの食指が動く。 元は、以前に言葉と写真をリンクさせたワークショップに参加したことがあり、そこで共に学んだ一人が作品を出していることで知った展示会で、彼女は昔から文字をつづることを続けているらしい。彼女のつづった文字にはもちろん、他の作品にもどんなものがあるのか興味深い。アートな匂いも感じながら、その展示会に足を踏み入れました。札幌のアングラ&サブカル発信基地 NECCO へ潜入
ギャラリーは電車通りに面した西12丁目の、サッポロアンダーグラウンド「ネッコ」ギャラリースペース。 営業時間が変則的で、土日は13時から18時で、平日は19時から23時。私は平日の19時過ぎに行きました。 そこにあったものは、文字の羅列、アートと文字、文字のアート、文字が意味を成すもの成さないもの、古代文字のようなものや象形文字のようなものまで、「字」という約束のもとで、本やアクセサリー、オブジェなど、様々な題材で自由な作品が所狭しと並べられていました。 ここにあった文字たちは、私が惹かれた美しい書などとは違っていたけれど、別ものとしてとても魅力的でした。 表題の通り、「字は無限の可能性を秘めている」そのままに。 文字というものは、誰もが使えて、意味をもたせることも、もたせずにただアートにすることもできる。文字をつむげば言葉になり、その言葉は癒しにもなれば凶器にもなる。喜怒哀楽を吐き出し、伝えることも感じさせることも、ぶつけることも、文字にはできる。たった一文字でも。そんな文字の魅力を発信しているような展示会でした。 この記事が掲載される頃には「字展-弐-」は終了していますが、「弐」ということは「参」もあるのかなと思います。たぶん。 興味のある方は時々サイトをチェックしてみると情報が出ると思いますので是非。 SAPPORO UNDERGROUND NECCO http://www.su-necco.net/余談ですが、ギャラリーでは夢中で作品を読んだり見たりしていて、気づくと決して広くはない中に10人近く集まっていました。誰がスタッフさんで、作家さんで、私のような見るだけの人なのか、まったく見分けはつかなかったけれど、なぜか帰り際にお菓子をくださった方がいて、「え、あ、すみません」といただいて帰ってきちゃいました。アンダーグラウンド的な空間で、ちょっとほっこりしたという話。この場を借りて、ほっこりをありがとうございました。 これを読むかどうか分かりませんが。