うまい肴と酒でひとり至福の時間「胃酒屋 串夢鳥 別店」でソロ呑みしてきた
ソロキャンプもソロメシもソロ呑みも平気な9進法と申します。平気というより気楽で好きですね。特に酒が絡んでの複数人だと、ツマミの好みやボリュームのすり合わせ、呑むペースの違いなど色々ありますが、ふらっと一人で寄ってのんびり過ごす居酒屋時間は格別のストレスフリー。コチラのお店、空間サイズ的にも雰囲気的にも一人で過ごしやすいので長らく利用させてもらっています。
胃酒屋 串夢鳥 別店
札幌市中央区南1条西15-1-316 ノーザンヒルズ札幌医大前1F
営業時間 18:30~01:00or02:00 (状況次第なので要確認)不定休
この6月で開店12周年を迎えた「串夢鳥 別店」さん。琴似にある「串夢鳥」の系列店ではありませんが、店主さんがそこの出身ということで店名は名残で引き継いでいます。
玄関口で靴を脱いで自分で靴箱に入れるスタイル。カウンター6席程度と掘りごたつテーブル席4つ程度の、店主さんの目の届く範囲のキャパ。基本、整理整頓には興味が薄いと思われるお店です。ま、個人店なので店主の性格はモロにでますよね。だってコレ↓ですもん。
まぁこのお店のウリは、靴も脱いじゃって肘付きながら酒呑むような雰囲気、そして「日替わりオススメ」と「焼き鳥」だと思っているので気にしません。グランドメニューとは別の手書きメニューから選ぶその日のオススメが毎度楽しみなのですが、訪問した日は羅臼産の「マツカワガレイ」という高級魚がお値打ち価格で提供されていたのでオーダー。また、日本酒も月替り銘柄があるのでそれと刺身でまずは喉をしめらせます。
艷やかな刺身が盛り付け姿も良く提供されました。思わずサザンの曲でしか聞いたことが無い形容詞「見目麗しい」が出てしまうほどの色白美人。一応常連なので少量しかない部位、写真左のエンガワを添えてくれました。筋肉発達しまくりでパンプアップされており旨みが濃いです。泳ぐ時に一番動かす場所ですからね。身の繊細さとエンガワのパワー系の旨みを堪能。刺身と日本酒のタッグは居酒屋道楽の1丁目1番地です。
さてソロ呑みの弱点。本来、二人前程度の量の刺身を一人で頂いてしまうのでその後のチョイスに影響します。しかし串夢鳥さん、焼鳥は1本からオーダー可なので調節しやすい。とある室蘭焼き鳥の有名店なんて「4本から」ですからね。そうなるとソロには不向き。
店名に「串」も「鳥」の入っている通り、焼き鳥には一家言ありの串夢鳥さん。
北海道では焼き鳥といえど豚肉も食べるのが有名ですが、ここの豚串はサイズのサービスだけではなく、モノの良さが伝わる脂の旨み甘みが感じられる1本なので塩で楽しみます。
つくねもちゃんとエア感のあるふんわりした焼き上がりでめちゃウマ。いつもは月見つくねを頂いているのですが、まだ卵不足あるいは価格高騰が続いておりオーダー不可でした。
そしてレバー。写真では伝わりにくいでしょうが、パンッと張った身の食感と濃厚なレバーの風味が楽しめます。家庭ではなかなか味わえない鮮度の良いレバーなので必食の1本。
結論:脱力できる空間
人間、靴を脱ぐだけでリラックスできるものです。また、落ち着く店舗のサイズってのも人それぞれあるのでしょうが、店主さんとフロアスタッフさん1人で回すこちらのお店くらいが自分はしっくりきます。誰でもTPOや料理ジャンル別の飲食店候補カードを頭の中に複数枚ストックしていると思いますが、自分の場合はソロ呑みならココ!の1軒です。好みのアテで1杯やりながら脱力状態で過ごす時間。ご馳走様でした。