「お食事処 ぽち」でカツカレーを食べてみた

カツカレーは本当に凄い食べ物だと思う。

……そんな「いきなり何を言い出すんだ」みたいな目で見ないで。
とりあえず最後まで聞いて欲しい。

カレーライスが我々日本人の「国民食」であることは、誰にも否定することが出来ないだろう。
幼い頃から慣れ親しむ定番の料理でありながら、肉や野菜の旨味、そしてスパイスが複雑に絡み合い完成するその味を、言葉で上手く表現することはどんな語彙力を持ってしても難しい。
しかし、そんな難解な存在でありながら、大人になっても定番の「テンションの上がるご飯」であり、世代を問わず大人気を博しているのだから、もはやカレーライスは他に替えのきかない特別な存在である。

そこに、贅沢にもとんかつが添えられたのがカツカレーだ。

いや、「添える」という表現はとんかつにあまりにも失礼か。
最良のパートナーとして迎えられる、とでも言おうか。

お互いの持つ魅力を存分に発揮しつつ、相手のポテンシャルを最大限に引き出し合う。
その結果、我々が満腹中枢の悲鳴を聞くまで「食べ続けざるを得ない」という判断をしてしまうのも、至極当然のことだろう。

カツカレーの持つ力は偉大だ。

高速道路のパーキングエリアやスキー場のレストランで、カツカレーを食べたくなったことはないだろうか?
あれはきっと、我々日本人がカツカレーから与えられる肉体的、および精神的に湧き上がるパワーに期待して、本能で選択をしているのだと思われる。

もう一度言おう。カツカレーの持つ力は偉大だ。

……わかった、ごめんごめん。一方的にしゃべりすぎた。
じゃあ、質問。

「カツカレーを想像してください」と言われたら、どんなカツカレーがパッと思い浮かぶ?

よっぽど「この店のカツカレー!」とお気に入りが無ければ、きっと僕と同じようなものを思い浮かべているだろう。
今から、その答え合わせをしに行こう。

懐かしさ満点の食堂「お食事処 ぽち」

このあたり!と言うのは少し難しいのだけれど、JR琴似駅方面からスーパー銭湯の花ゆづきやコープさっぽろ二十四軒店の一角をもう少しだけ桑園方面に向かった、とあるビルの一階に「お食事処 ぽち」がある。

わかりやす過ぎるくらい「ぽち」と書いた看板が出ているから、多分迷うことはないだろう。

何故、カツカレーを食べに行くのにカレー屋さんじゃないのかって?
まぁまぁ、それは出てきてからのお楽しみ。
一応メニューも見る?

このメニューの多さは「さすが街の食堂!」と言ったところだね。

「時間過ぎてるけどランチできますからね~今日はハンバーグです」

遅めの時間に行ったのに、そう言ってくれる店員さんの温かさも食堂の嬉しいところ。

いいなぁ~この雰囲気。
店の隅に置かれたテレビで流れる昼のワイドショーも、良い味を出している。

これぞ「カツカレー」は想像通りで…

「お待たせしました~カツカレーです」

少し薄めの色のルウに、コロコロとしたじゃがいも、にんじん、薄切りで柔らかい食感の玉ねぎもたまらない。
カツも特別厚切りではないけどほんのり甘みのあるジューシーなお肉が、サクサクの衣をまとっていて最高。

「想像通りの味が、想像以上のクオリティで出てくる」

この店のカツカレーを一言で評すとすれば、こうだ。
カレーとカツ、両方を同時に口に運んだときの感動は、ぜひ体験してもらいたい。

ね?想像してた通りだったでしょ?
あのちょっと懐かしい感じが最高に良いんだよね。

昔のまんまでも、「インスタ映え」しなくても、こういう大事なものはずっと残していきたい。

そう思わせてくれる「ぽち」のカツカレーは、本当に凄い食べ物だと思う。

【お食事処 ぽち】
住所:北海道札幌市西区二十四軒2条1丁目2-27