子どもの未来をつくる最先端スクール「ULUCUS PARK(ウルクスパーク)」に行ってみた

2024年12月3日 17:00 585 Views
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日本酒ライター

札幌は宮の森の住宅街を歩いていると、開放感のある大きな窓からサッカーボールが覗く、何やら楽しそうな建物に出会いました。

2024年11月5日、海外のある取り組みをベースに、幼少期の成長サポートへと落とし込んだ新しい教育システムを実践する最先端スクール「ULUCUS PARK」がオープンしました。

今や世界でも注目されている「ある取り組み」とは…
これまでになかった教育システムの秘密をお伺いしてきました。

「マルチスポーツ」との出会い

かつて「鉄鋼工業の街」として栄えたスペイン・バスク州。
サッカーで有名な国ですが、子どもの頃は一つのスポーツではなく、いろんなスポーツをやることが一番大事という考えから、現地では数十年前より「原則12歳以下は特定のユースチームへの入団が禁止」されています。

幼少期のマルチスポーツの経験は運動能力だけでなく、学習能力や将来的な健康、さらには年収などにまで影響を及ぼすのではないかと、各国の研究結果から示されています。

実際にバスク州がスペインを代表する観光地に変貌した現在、この10年間の子どもたちを主軸としたまちづくりが一つの要因となっているのは間違いないでしょう。

「この取り組みを日本でどうしてもやりたい!」

バスク州に実際に赴き、この変化を肌で感じた代表の赤坂さんはこう考えるようになります。

それから10年以上もの構想を経て、マーケットがなかった日本で「ULUCUS PARK」としてこの思いが形となりました。

「栄養の食育×マルチスポーツ」で家族に笑顔を

ULUCUS PARK外観

パークは朝7:00にオープンします。

お子さんはパークに到着すると、朝食や朝の運動を行い、専用バスで各園まで向かいます。
朝食は、コープさっぽろにて栄養バランスに配慮して製造された5種類のメニューが用意されています。
(今後、行事ごとに合わせた特別メニューの提供も計画中なんだとか…!)

パークに戻ってからは、マルチスポーツにて身体を動かします。
マルチスポーツは、子どもたちの各種能力向上を目指した種目を1種目20分程度を目安に5種目、毎日違うスポーツとテーマで行います。

カリキュラム終了後、学童や勉強スペースとしても利用可能で、親御さんのお迎えまで待ちます。

親御さんはスクールまでの送迎のみで完結するシステムとなっています。
お子さんの成長だけでなく、仕事や家事・育児で毎日忙しい親御さんに寄り添って、最大限負担が軽減されるよう工夫されています。

パーク専用バス

このように「ULUCUS PARK」は、食育とマルチスポーツを通じた幼少期の体内・体外からのアプローチによって、生涯にわたるお子さんの成長の土台を築くことを目指します。

さらに、バランスの良い食事と適切な運動環境のその先には、適切な睡眠を促す効果が期待されています。1日の質の向上と合わせて、成長をサポートするプログラムとなっています。

安全が配慮された大人も思わずワクワクする設備

ここまで、マルチスポーツをキーワードにお話ししてきましたが、具体的にどのようなことを行うのでしょうか?

スクールに一歩足を踏み入れると、思わず童心が蘇ってくるような空間が待っていました!

地下1階:芝ルーム(ゴルフ・野球など)

遊びながら運動ができる空間です。
道具ひとつでいろいろな遊び方をする子どもたちの発想の柔軟さに、先生方がびっくりすることもあるのだとか。

まめも実際にゴルフの的当てを体験させていただき、ついに命中したときは忘れかけていた達成感を得ました(笑)

見学に来た大人たちの方が熱中することも多いとのことで、気持ちがとてもわかります。

大人も思わず熱中
遊び方は無限大

1階:食堂・学童・勉強用ルーム

朝食はこちらの部屋でいただきます。

学童や勉強スペースとしての役割もあり、今後遊び道具も増やしていく予定とのこと。

机の角がしっかり保護されています
電子ホワイトボード完備
(お子さんの絵やメッセージを親御さんにデータとして送ることも可能)

2階:室内スポーツルーム(バスケットボールなど)

体育館で行うようなスポーツができる部屋です。

体育館さながらの床で、本物のバスケットボールでドリブルしても問題ありません。

柔らかい素材のボールもあって安心

3階:マットルーム(体操・ヨガなど)、屋外芝ルーム(サッカーなど)

マルチスポーツのカリキュラムはこの部屋から始まります。
ケガのリスクを抑えるため、始めにストレッチや体幹を鍛える運動などをする習慣をつけてもらうためです。

しっかりストレッチ!
柔らかくも厚みのあるマット
サッカーコート

その他設備

お手洗いは建物内に計7か所、各階に設置されています。

男の子用
女の子用

先生方は全員保育士の資格を持っており、机や階段の角など危ない箇所はしっかり保護して、子どもたちへの配慮は忘れません。

角が保護されていて安心

楽しいアイディア満載のカリキュラム

カリキュラムは、運動保育士・スポーツ保育士の資格を持つ7名の先生方のアイディアから生まれています。

例えば、先ほどのバスケットボールの部屋に広がっていた「めんこゲーム」。
こちらも先生方のアイディアをベースに、市販のものでは素材が硬めだったことから、発泡スチロールを使用して一から手作りしたものです。

めんこゲーム

「みんなで考えて、汗だくになりながら実践して、これ使うよねとか、これこの時間で入れようとか、日々試行錯誤してやっています。」

すべて一回はみんなでやってみた内容で構成されていて、時間内に何回シュートを決めるなど、先生方もミッションを持って練習していると話します。

今も先生方のアイディアは止まることを知らず、子どもたちも飽きることなく楽しめそうです!

ULUCUS PARKにいて良かったと将来実感してほしい

幼児期のマルチスポーツの経験は、運動能力の向上だけでなく、学力アップなどの脳の発達にも影響し、12歳以降の成長に大きな差が生まれることが、世界各国の研究結果から示されています。

私は当時、多くの習い事はやっていませんでしたが、物心つく前から全身運動と言われる水泳を習っていました。その成果か、大人になってからも運動への苦手意識はなく、むしろどの種目でも平均点以上は出せる身体になっています。

今では、水泳を習わせてくれた親に感謝していて、自分も子どもができた時に水泳を習い事の選択肢に入れたいなと考えています。

「12歳以降にULUCUS PARKにいて本当に良かったなと思う瞬間が必ず来ると思っている。」

幼児期の日々の質の向上から、将来の成長に繋がるこのラインをいかに伸ばしていくかが一番大切だと考えていて、未来の子どもたちにまで継承されていく、まさしく同様のサイクルを生み出していきたいと力強く話してくれました。

「ULUCUS」はラテン語でフクロウを意味します。
フクロウは幸運の鳥と言われており、「福来郎(福が来る)」や「不苦労(苦労しない)」といった字が当てられるほど、縁起物としてもモチーフにされることが多い動物です。

「子どもたちやこの国に福を運んでくる」という意味を込めて…

お子さんの未来を創造するマルチスポーツパーク!
見学や体験会も行なっていますので、楽しい空間・優しい先生たちに会いに行ってみませんか?

施設情報「ULUCUS PARK(ウルクスパーク)」

所在地北海道札幌市中央区宮の森二条11丁目8番15号 アベニュー宮の森2・11
アクセス地下鉄東西線「円山公園駅」より徒歩で約20分
営業時間7:00〜19:00
料金入会費:22,000円※2人目以降は無料
週1日コース:14,200円/月
週2日コース:25,200円/月
週3日コース:35,100円/月
週4日コース:42,800円/月
週5日コース:49,400円/月
対象年齢3〜12歳
公式HPhttps://ulucuspark.com/
※取材時(2024.11)の情報です
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日本酒ライター

日本酒ナビゲーター/日本酒検定3級。オホーツク生まれ、生粋の道産子。知らないことを知る楽しさをお酒が教えてくれました。人生はより深く、料理はより美味しくなります!日本酒とウイスキーが特に好きで、BARに行って非日常な時間を過ごすことが最近のブームです。

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