歩くスキーで氷瀑に行ってみた

2019年3月20日 22:18 930 Views
アバター画像

フリーライター

1年通して、自然が美しい滝野すずらん丘陵公園。
アシリベツの滝が寒い時期のみ凍ると聞いて、滝が凍ったら水の流れはどうなるんだろう?の疑問を胸に、小学生の子どもと2人で行ってみました。

滝野すずらん丘陵公園

滝野すずらん丘陵公園は大きく分けて3つのゾーンがあります。
・中心ゾーン…チューリップ、ラベンダー、コスモスなど、季節ごとに美しい花壇と遊具があるエリア
・滝野の森ゾーン…自然を残した森のエリア
・渓流ゾーン…滝めぐり、川遊びなどができるエリア

そのうち、氷瀑を見に訪れたのは渓流ゾーン。
公園の渓流口から入り、すぐ右手にある駐車場に車を停め、徒歩5分ほどのところにあるロッジゆきざさへ。

案内もあります
「ロッジ ゆきざさ」レンタルスキー受付だけでなく、食事も食べられます

今回は歩くスキーをレンタルしたかったので、レンタルスキーの受付のある、このロッジへ。
歩くスキーのレンタル、大人820円、子ども510円です。

ちなみに我が家の歩くスキー体験は数回のみ。今シーズン、羊ヶ丘展望台にて歩くスキーを体験し、ぜひもう一度やってみたい…と言う子どものリクエストもあり、借りてみました。子ども用のサイズもありました。
建物の中で靴を履き替え滝までの道を聞くと、親切に教えてくれました。滝は左右逆方向に2つあって、今回の目的地“アシリベツの滝”まではロッジを出て左手、西方向に30分ほどの往復1時間、東側にある“樽見の滝”へも行こうとするとトータル2時間ほどかかるとのこと。

思ったより遠そう…、滝は見られるのか?と不安になりつつ、スタート。

歩くスキー、スタート♪

コースは案内もあり、歩くスキー用の溝も。クロスカントリーでいうコーストラックのようです。このコーストラックを使っても道を自由に使っても、どちらでも可能でしたが、コーストラック、とても進みやすかったです。

アシリベツの滝に向かう道・左の溝がコーストラック
コーストラックにスキー板をあわせて進んでみる。

歩くスキーの方も数人いましたが、徒歩で向かっている人も多く、そりで小さなお子さんを運ぶ家族連れも。道の左右には、冬の森ならではの美しい景色。自動販売機の上にこんもりのった雪、川石に積もった雪の形の可愛さを楽しみながら進みました。ペースが早かったのかアシリベツの滝には、思っていた以上に早く到着。片道20分ほどでした。

川石に積もる雪、丸い形がマカロンのよう
アシリベツの滝
滝の近くには案内の看板も

凍り付いた滝はそこだけ時が止まっているようで、神秘的に見えました。凍っているとはいえ、よく見ると氷瀑の裏側は水が流れ、滝の流れる音が耳に心地よく、ずっと眺めていたくなるほどでした。

滝の手前には橋もあり、川の流れと氷瀑を同時に眺められました。ここで写真を撮っている方も。

滝の近くにある橋からの眺め

ゆっくり滝を堪能し、またロッジへ。私としては「樽見の滝」もぜひ訪れたかったのですが、子どもが「歩くスキー、もう満足した!」と飽きてしまったようなので、断念。こちらはまた次回のお楽しみにしました。

往復約1時間のコース、起伏もあまり激しくなく、景色も美しいため、あっという間。初心者の我が家には、ぴったりのコースでした。

ロッジ前には、チューブ滑りができる場所もあって、数人のお子さんたちが楽しそうに滑っていました。中央ゾーンに比べてとても空いているので、自由に工夫して滑りたい…というお子さんにはこちらの方が楽しめるかもしれません。

チューブ滑り

中央ゾーンへ

その後、車に戻り中央ゾーン、東口駐車場へ。この公園はとにかく広いのです。
東口から園内へ。冬季(12/23~3/31)は入園料金無料でした。

春、チューリップでいっぱいだったカントリーガーデンが、なんとスキーコースに!ゆるやかなコースでスキー初心者にぴったり。たくさんのお子さんたちが練習していました。格安のスキー教室もあるそうです。

ファミリーゲレンデ

本州で育った私は、大学生になるまでスキー未経験だったため、北海道に来て、小学校でスキー授業があることにびっくり。小さい子がリフトにすいすい乗り、急斜面を滑り降りる姿が衝撃的でした。いったいどうやってみなさん子どもたちにスキーを教えているんだろう?と不思議に思っていたのですが、こんな初心者にぴったりのゆるやかなスキー場もあるんですね。

そりゲレンデでチューブ滑り

スキーコースの横を通り抜け、そりゲレンデへ。そりゲレンデにあるチューブ滑りはなんと国内最大級の200mとのこと。
私たちが行ったのは日曜日の午後、にぎわっていて30分待ちの表示。列に並ぶと、20分ほどでロープトウ(チューブに乗ったまま、ロープリフトでひっぱっていってくれる)につきました。

待ち時間のお知らせ看板も
チューブに座って、ロープトウで引っ張り上げてもらう

いろいろな場所で雪遊び体験をしていますが、チューブに乗ったままリフトで上に上げてもらったのはここが初めて。チューブに乗って空を見ながらのんびり引っ張られていくのは、なんともいえないゆったりさ。よい時間でした。

上からの眺め

200mと聞き、怖いかな?とも思いましたが、滑ってみたらほどよいスピード。途中で滑る速度が速くなるものの、最後にしっかり減速するため、安心して滑れました。200mは長すぎる…という方(ちょっと怖そうにしているお子さん)には、100mショートコースもありました。

ずっと行ってみたかった、冬の滝野。自然の氷瀑も見られ、長いコースのチューブ滑りもできて、大満足。その他にも歩くスキーで森を探索できたり、スキー場があったり、冬のお楽しみがいっぱいでした。

スノーパークは3/31までのようですが、今年は雪解けが早く利用できる場所に変更があることもあるようです。HPを見てから行かれることをおすすめします。

HPにリンクある公園のSNS、美しい写真が多く、今公園で楽しめるポイントをUPしてくれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

滝野すずらん丘陵公園
HP:http://www.takinopark.com/

Web担当者は忙しい こうなる前に、頼ろう。
アバター画像

フリーライター

愛知出身。人生16回目の引越しにて、2018年春から札幌住まい。好奇心いっぱい。大自然に感動し、歴史にまつわる場所でガイドさんと話し込み、珍スポットも大好物。もっと札幌を味わえるように、外から&住民としてのWの視点でお伝えします。

このライターの記事一覧
サツッターのTwitterはこちら