【VITA-01&ザウルスジュニア】北海道クラブマンカップレース最終戦を見てみた
2017年10月19日 15:55
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【北海道クラブマンカップレース最終戦】
2017年10月15日(日)
天候:晴
開催地:十勝スピードウェイ
遠くの山々はうっすらと雪化粧し秋の十勝路に冬の足音が聞こえ始めている中、十勝スピードウェイにおいて北海道クラブマンカップレース最終戦が開催された。
ザウルスジュニアクラスはNo.16五十嵐選手とNo.135阿部選手の一騎打ち。 終始、お互いにタイムを更新し気の抜けない展開。 VITA-01に匹敵するタイムでのポール争いは、0.05秒差で阿部選手に軍配が上がった。 予選ポイントを奪取し、チャンピオン獲得に望をつないだ。 VITA-01クラスは1秒以内に6台がひしめく大混戦となった。 チャンピオン争いをしている3名が3位から5位に並んだことで、ますます誰がチャンピオンになるのか読めない展開になってきた。 実質的にクラブマンカップ初出場となるNo.712中川選手も34秒台に入れてきており、上位争いに絡んでくる可能性も出てきた。
ザウルスジュニアクラスではNo.16五十嵐選手とNo.135阿部選手の抜きつ抜かれつの熾烈なバトルが展開! 毎周回順位が入れ替わり、どちらが勝ってもおかしくはない。 ミスしたほうが負ける。大ベテランと若手新鋭の手に汗握るバトルが繰り広げられた。 しかし、No.16五十嵐選手が2コーナー進入で勝負をかけた際にマシンコントロールを失いスピン。 阿部選手は盤石のリードを築き、そのままトップチェッカー! 参戦4戦目にして嬉しい公式戦初優勝を成し遂げた! 【ザウルスジュニアクラス】 ☆優勝☆ No.135 阿部 晃太(トバコス☆南郷代行☆Zn Jr.) ◇2位◇ No.16 五十嵐 弘昌(さくらJr.)
ザウルスジュニアクラスでは、No.16五十嵐選手とNo.135阿部選手の白熱したバトルが最後の最後まで繰り広げられた。 勝ったほうがチャンピオンとなる状況で、常にテールトゥノーズの接近戦。 大ベテランが2年連続のチャンピオンか、若手新鋭がデビューイヤーでチャンピオンか、 その結果は・・・ 2017北海道クラブマンカップレース ザウルスジュニア シリーズチャンピオン ☆No.16 五十嵐 弘昌(さくらJr.)☆ 阿部選手は惜しくもチャンピオンを逃したが、来シーズンの活躍に期待される。 表彰台では、健闘を称えるシャンパンファイトが大ベテランの五十嵐選手から今後を担う阿部選手に送られている姿が印象的だった。
熾烈なチャンピオン争い
2017年の北海道クラブマンカップレースも最終戦を迎え、VITA-01クラス、ザウルスジュニアクラスともシリーズチャンピオンは決まっていない。 2017年シーズンを戦ってきた各選手のポイントは次の通り。 VITA-01クラスのポイントランキングトップは今野選手。それを5ポイント差で坂野選手が追い、さらに1ポイント差で古井戸選手が追う状況。 最終戦は1Day2Race制のため(1日で2回のレースが行われる)、大量ポイントを獲得できるチャンスである。 仮に、ライバル全員がリタイアし、一台だけが生き残るといった状況が発生すればほとんどのドライバーにシリーズチャンピオンを獲得する権利があると言えるのだが、そのような状況が現実になる可能性は極めて低い。 現実的には今野、坂野、古井戸の3選手でのチャンピオン争いと言える。 ザウルスジュニアクラスでは五十嵐選手と阿部選手の一騎打ちであるが、五十嵐選手が頭一つ飛び出している。阿部選手がチャンピオンを獲得するには予選から全力で攻めていかなければならない状況。 ちゃっかりではあるが、ランキングには私の名前も入っている。第2戦にスポット参戦し優勝したため、その名残と言ってよい。 VITA-01クラス、ザウルスジュニアクラスとも誰がチャンピオンを獲得するのか、チェッカーを受けるその時まで目が離せない。予選(20分間)
2輪耐久レース併催のため、予選スタート時刻は8時に設定された。 この日の十勝は最低気温一桁台であり、マシンをしっかりと暖気しておかなければならない。 また、マシンだけでなくドライバーやチームクルーもしっかりと暖気しておかないと体が動かなくなってしまう。 天候は完全ドライで空気も冷たく乾燥気味。この条件であればエンジンもよく回り好タイムが期待される。 予選開始早々からトップグループは1分34秒台に突入。第3戦の予選トップタイムは1分35秒751であるため、かなり速くなっていることが伺える。 さらに、ドライバーのタイヤへの慣れとセッティングが決まってきたことも好タイム連発の要因だと考えられる。 チャンピオン争いをしているドライバーにとって、予選のポールポイント1ポイントは是が非でも獲得したい。 No.88坂野選手、No.3古井戸選手が伸び悩む中、No.11今野選手が好タイムをマーク。 しかし、練習で1分33秒台をマークし好調なNo.610佐藤選手がトップに躍り出る。 このまま決するかと思いきやNo.61平中選手が佐藤選手を0.165秒上回りトップを奪う。 全車最後の最後までアタックをかけるも、タイム更新には至らず。 No.61平中選手がポールポジションを獲得した。ザウルスジュニアクラスはNo.16五十嵐選手とNo.135阿部選手の一騎打ち。 終始、お互いにタイムを更新し気の抜けない展開。 VITA-01に匹敵するタイムでのポール争いは、0.05秒差で阿部選手に軍配が上がった。 予選ポイントを奪取し、チャンピオン獲得に望をつないだ。 VITA-01クラスは1秒以内に6台がひしめく大混戦となった。 チャンピオン争いをしている3名が3位から5位に並んだことで、ますます誰がチャンピオンになるのか読めない展開になってきた。 実質的にクラブマンカップ初出場となるNo.712中川選手も34秒台に入れてきており、上位争いに絡んでくる可能性も出てきた。
参戦ドライバー紹介!
決勝 Race1(10Lap)
No.310大島選手のマシンが燃料ポンプのトラブルでグリッドに着くことができず、Race1リタイアとなった。 Race1はVITA-01:9台、ザウルスジュニア:5台 計14台で争われるカタチとなった。 フォーメーションラップを終え、グリッドに向かうマシン。 スタート直前、サーキットの緊張は最高潮に達し張り詰めた空気に包まれている。 レッドシグナル点灯→ブラックアウトでスタート! クリーンなスタートが切られ、全車1コーナーに突入していった。 オープニングラップはNo.61平中選手が制し、以下No.11今野選手、No.3古井戸選手、No.88坂野選手、No.610佐藤選手と続く。 佐藤選手が1周のうちに2番手から5番手まで後退している。 その後は接近した状態ではあるものの順位の変動はなく、淡々と周回を重ねていく展開となる。 ところが、No.3古井戸選手が2コーナーで痛恨の単独スピン!接近状態で続いていたNo.88坂野選手とNo.610佐藤選手が巻き込まれそうになるも、どうにかすり抜けてクリア。 危うく3台のマシンが一気に消えてしまうところだった。 そんな争いを尻目に、No.61平中選手は危なげなくトップチェッカー! 北海道レース界のレジェンドがVITA-01に参戦後、初勝利となった。 【VITA-01クラス】 ☆優勝☆ No.61 平中 繁延(HDC 日本平中自動車VITA) ◇2位◇ No.11 今野 訓昌(さくら眼科十勝スクールVITA) ◇3位◇ No.88 坂野 研 (OPTech☆東北海道ヤナセVITA01) チャンピオン争いは今野選手がリードしているが、坂野選手がファステストポイントを獲得したことで距離を縮めてきている。ザウルスジュニアクラスではNo.16五十嵐選手とNo.135阿部選手の抜きつ抜かれつの熾烈なバトルが展開! 毎周回順位が入れ替わり、どちらが勝ってもおかしくはない。 ミスしたほうが負ける。大ベテランと若手新鋭の手に汗握るバトルが繰り広げられた。 しかし、No.16五十嵐選手が2コーナー進入で勝負をかけた際にマシンコントロールを失いスピン。 阿部選手は盤石のリードを築き、そのままトップチェッカー! 参戦4戦目にして嬉しい公式戦初優勝を成し遂げた! 【ザウルスジュニアクラス】 ☆優勝☆ No.135 阿部 晃太(トバコス☆南郷代行☆Zn Jr.) ◇2位◇ No.16 五十嵐 弘昌(さくらJr.)
決勝 Race2(10Lap)
Race2のスターティンググリッドはRace1のベストラップ順に決定する。 No.88坂野選手が唯一の33秒台をマークしポールポジション! ポイントランキングトップのNo.11今野選手は5番手と厳しい位置からのスタートとなった。 Race1で燃料ポンプのトラブルによりリタイアとなっていたNo.310大島選手もマシン修繕が完了しRace2は出走可能となり、VITA-01:10台、ザウルスジュニア:5台の計15台で争われることとなった。 十勝ブルーの空の下、2017シーズン最後のスタートに向け各車グリッドに整列する。 2017年のシリーズチャンピオン決定に向け、Race2がスタートした。 ポールのNo.88坂野選手が確実にスタートを決め、先行逃げ切りのお得意パターンでレースをリードする。 その後ろにNo.61平中選手が続き、5番手スタートだったNo.11今野選手が3番手に浮上し坂野選手を追いかける!が、常時ベストタイムを更新しながら逃げるNo.88坂野選手を捉えることができない。 レースは膠着状態のまま周回を重ね、スタートから一度もトップの座を譲らず逃げ切ったNo.88坂野選手がポールトゥウィン! 【VITA-01クラス】 ☆優勝☆ No.88 坂野 研 (OPTech☆東北海道ヤナセVITA01) ◇2位◇ No.61 平中 繁延(HDC 日本平中自動車VITA) ◇3位◇ No.11 今野 訓昌(さくら眼科十勝スクールVITA) No.11今野選手も3位に食い込み、ポイント集計をしないとどちらがチャンピオンか分からない状態となった。 2012年VITA-01チャンピオンのNo.11今野選手が5年ぶりのチャンピオン獲得か ディフェンディングチャンピオンのNo.88坂野選手か 2017年北海道クラブマンカップレース VITA-01シリーズチャンピオンの栄冠を掴んだのは・・・ ☆No.88 坂野 研 (OPTech☆東北海道ヤナセVITA01)☆ 坂野選手と今野選手のポイント差は僅か1ポイント。 坂野選手は前人未到の2連覇を達成した。 レース後のコメントでは 「今野選手がチャンピオンだと思い込んでいて、まさか自分がチャンピオンだとは思っていなかった。アナウンスを聞いた時は『嘘でしょ!?』と本当に驚いた。誰もが成し遂げたことのない2連覇を目指したシーズンだったが、序盤のペナルティ続きもあり今シーズンのチャンピオンは厳しいと思っていた。せめて、最終戦の手土産としてポール+優勝+ファステストを獲得して終えようと思っていた。それが結果に繋がったのであれば本当に良かった。」 最後まで攻め続けた姿勢が結果として現れたのだと感じるコメントだった。ザウルスジュニアクラスでは、No.16五十嵐選手とNo.135阿部選手の白熱したバトルが最後の最後まで繰り広げられた。 勝ったほうがチャンピオンとなる状況で、常にテールトゥノーズの接近戦。 大ベテランが2年連続のチャンピオンか、若手新鋭がデビューイヤーでチャンピオンか、 その結果は・・・ 2017北海道クラブマンカップレース ザウルスジュニア シリーズチャンピオン ☆No.16 五十嵐 弘昌(さくらJr.)☆ 阿部選手は惜しくもチャンピオンを逃したが、来シーズンの活躍に期待される。 表彰台では、健闘を称えるシャンパンファイトが大ベテランの五十嵐選手から今後を担う阿部選手に送られている姿が印象的だった。