魚とお米にコダワリあり!「べんとう家ごはんごはん」の西京漬け弁当食べてみた
外食で待つのが大嫌いな9進法と申します。例えばラーメン店に入るのに20分待ちなんて僕の基準では論外。すぐ回れ右で退却。
なので通称「ほか弁」と呼ばれるお店も避ける傾向がありました。だって、嘘みたいな数の予約弁当の調理で手一杯なのか全然自分のものを作ってくれないというトラウマ経験があったので。
ただコンビニ弁当とは違い、作りたて盛り立てのホカホカ状態の嬉しさだけじゃなく、他にも見逃せない店内盛り付けのメリットがあると思うんですよねー。それは、電子レンジで容器ごと温めるのとは違って、漬物あるいはポテサラなどの冷製総菜が湯気を立てて登場みたいな残念なことにならない点です。時間と気分に余裕があったのでチャレンジしました。
べんとう家ごはんごはん 伏古店
札幌市東区北23条東23丁目2-16
営業時間 10:00~21:00 (無休・要確認)
URL https://gohangohan.jp/
以前ここサツッターでも記事にした超人気回転寿司「トリトン」を営む北一食品株式会社さんのお弁当屋ブランドとして、現在は北見市に2店舗、札幌市内にはフランチャイズ形式でこちらの1店舗を展開中。
2011年よりオープンの伏古店。↑の写真でも判る通り、すぐ隣には2009年オープンの斎場が...仕出し弁当も承っているようなので、目ざとい立地確保に脱帽です。
店内ディスプレイにある食品サンプルがあまりに美しくてうっとりです。また、まんが日本昔話でしか見たことがない米俵のオブジェにも米への気合いと自信を感じます。ちなみに米1俵は60kg。400合ってとこでしょうか。
時期の問題なのか、玉ねぎ生産量全国一位がココ北海道なのに今日は佐賀県産使用らしいです。このあたりも誠実なアナウンス。
HPにあるお店の3つのこだわり。其の一「魚」其の二「ごはん」其の三「感謝の心」。ましてトリトンさんを運営しているお店なので、ここはハンバーグや唐揚げはスルーで「焼き魚」ベースの弁当一択でしょ。
A4サイズより1回り小さい程度のなかなかの面積を誇る豪勢演出の容器です。銀鮭使用を強調した弁当があるのにこちらは「サーモン西京漬け」表記。つまりボリュームと原価の折り合いで、トラウトサーモンorアトランティックサーモン使用ってことですね。ですが、そのあたりは白味噌漬けにする西京焼きに合うベターな魚種選択など店舗の判断もあるのでしょう。まずは主役から頂きます。
西京漬け。京都の白味噌に漬ける仕込み方法ですが、失礼ながらほか弁屋さんのこの価格の味じゃないというか、むちゃくちゃバランスベストの味付け。今回、味噌汁じゃなくペットボトルのお茶をお供に食したのですが、味噌の風味はここに託してあとは邪魔せず味わえたのは結果正解。他のおかずも何かと美味しかったので簡単にご紹介。
全国チェーンの定食屋「大戸屋」さん利用の際でもそうですが、白米との2択があったらどうしても選んでしまうのは五穀米。やはり家庭ではあまり食べる機会がないので惹きつけられます。
個人的に、はちみつ梅干みたいのが大嫌いなのですがこれは塩味と酸味の加減が良いバリ好みの梅干し!煮付けや他の副菜も上品な味付けで、スペース埋めみたいな雑さがなくてかなり高評価。
結論:改めて和食弁当の美味しさ再確認
丁寧に味付けされた焼き魚や煮物。気の利いた配分の副菜。そしてふっくら炊き立ての御飯。
普段は丼物や蕎麦やカレーみたいなワンプレート的なチョイスが多くなってしまう自分ですが、栄養バランスだけではなく味や食感、彩りも組立てられた和食弁当を頂くと感心の一言。心から美味かつ目にも楽しかったです。ご馳走様でした。