昭和6年から販売中!歴史ある「そば」駅弁を特急列車の車内販売で買ってみた。
日本全国には多くの駅弁が販売されています。
コンビニやファストフードといった現代社会に身近な飲食が勢力を伸ばしていますが、列車旅となると「駅弁」が食べたくなる人も多いのではないでしょうか。
北海道には海鮮からお肉まで、美味しい食材をふんだんに使用した駅弁がたくさんありますが、長万部駅にはちょっと変わった駅弁が存在します。
それは、「そば」の駅弁です。
駅弁なのに、もりそば!?
日本初の「そば」駅弁で、長万部駅前にある「そばの合田」さんが昭和6年から販売している歴史ある商品です。
そんなそば駅弁ですが、長万部駅前のそばの合田さんで買う以外にも、JR北海道の特急列車内でも買うことができるのです!
札幌~函館間を結ぶ「特急スーパー北斗」・「北斗」号です。
全国的にも減少している車内販売ですが、北海道も例外ではなくスーパー北斗・北斗の一部列車でのみ実施されています。
合田のもりそばが購入できる列車は
・スーパー北斗6号、7号、9号、10号、11号
・北斗8号、12号
1日7本のみと限られていますので、購入を希望される方は注意しください。
また、列車の車内販売ということで販売数にも限りがあります。どれだけの数を積み込むかは把握できていませんが、そんなに多くないことは間違いありません。
もりそばを買うつもりでいても、車内販売のワゴンが自分のところに回ってきたときには売り切れていた・・・そんなこともあろうかと思います。
安心してください!予約できますよ!
駅弁は予約ができる!
確実に購入したい方は以下の方法で予約ができます。
① 乗車した列車の客室乗務員さんに予約をお願いする
→長万部駅到着前までに、「もりそばを予約お願いします」と声をかけておけば、長万部駅発車後に席まで持ってきてくれます。
② 乗車日の3日前までに電話予約をする
→乗車する列車の日時・座席が分かっている場合は、乗車日の3日前までで
あれば電話予約が可能です!詳細は下図またはJR北海道HPをご覧ください
http://www.jrhokkaido.co.jp/network/syahan/
さっそく特急北斗8号でもりそば駅弁を予約&ゲット!
先日、所用で函館に出かけた際「特急 北斗8号」に乗車しました。
先にご説明したように、北斗8号は車内販売を実施している列車かつ合田のもりそばを積み込む列車です。
車内販売メニュー表を見ながら客室乗務員さんが来るのを待ち、近くに来た際に声をかけました。
「長万部駅積み込みのもりそばを一つ予約お願いします」
これで、確実にもりそばを食べることができます!
駅弁の予約ができることを知らない人が多いのか、私が予約をしている様子を見ていた周囲の人が
「すいません。駅弁って予約ができるのですか?私ももりそばを予約お願いします」
と、客室乗務員さんに予約をお願いしている人がちらほらいました。
せっかくの列車旅ですもの。存分に楽しみましょう!
札幌駅を出て約2時間半、長万部駅に到着。駅のホームには列車に積み込むそばを持った人の姿が。あの袋の中に私のそばも入っていると思うと、ワクワクします♪
長万部駅を発車してほどなく
「ご予約のもりそばをお持ちいたしました。650円になります。」
待ちに待ったもりそばが届きました!
シックな柄の箱に入った おしゃまんべ名物 もりそば。
駅弁というとどことなく量が少ないイメージがありますが、このもりそばはなかなかのボリュームです!
太めのそばはコシがあり、食べ応え満点!
薬味のネギ、ノリ、ワサビを気分に合わせて。
なんと!うずらの卵までついているのです!
おつゆの中におとせば、ほんのり甘くまろやかに。贅沢な気分になりますね!
〆はさっぱりとしたみかんを2切れ。こういうちょっとしたデザートが、何気に嬉しいですね♪
ちょっと珍しい「そばの駅弁」を食べに、長万部まで足を運んでみてはいかがでしょうか?
そばの合田(長万部観光協会HP)
http://www.osyamanbe-kankou.jp/syousai/gouda.html