毎月10日・20日はかつてんの日!札幌発祥「かつてん」のかつ丼をワンコインで食べてみた
【閉店】2023年3月末をもって「かつてん新さっぽろ店」は閉店しています。その他の店舗およびサービスに関する情報は公式サイトにてご確認ください。
高校受験当日の朝はベタにカツ丼を食べた記憶がある9進法と申します。
洋食発祥のカツレツは、今やカタカナ感も無く「とんかつ」「串かつ」で通用するほどに日本人に馴染みまくりましたね。「0から1を生む」という能力と「1を10に昇華する」能力があるとして、昔から日本人は1→10に定評があります。洋食の要素を和食に取り入れて確固たる地位を築いた「かつ丼」はその代表格ではないでしょうか。
1996年札幌に1号店が開業して以来、道内では10店舗を展開しているかつてんさん。店名の由来は「できたてのかつ丼・天丼をもっと手軽に」からだそうです。
「かつてん」新さっぽろ店
URL https://www.katsuten.jp/site/
札幌市厚別区厚別東5条1-1-2
11:00~16:00 ※時短営業中
札幌と旭川方面をつなぐ流通大動脈の国道12号線沿いにある店舗。『トラックステーション』とあるように「これから長距離を走る、あるいは道北方面から札幌圏内に到着したドライバーさん、お疲れ様。たんとお食べ」の立地でしょうね。駐車場もトラック用の大型駐車スペースが用意されています。
店名にちなんで毎月10日と20日は『かつてんの日』で通常580円のかつ丼(10日)・天丼(20日)が500円のワンコインでお得に利用できるので、気づいた時にはよく利用させてもらっています。昨今の値上げの流れで価格改定となってしまったものの、それでもリーズナブル。また、コンビニや弁当屋も大好きですが、こういうお店との決定的な違いがあります。それは何かと言うと...
「物は器で食わせろ」
↑古典落語『時そば』にある台詞です。味云々はあるとしても、食器が良ければけっこう下駄を履かせられるというか、プラ容器で食べるのと瀬戸物で食べるのは自分としては全然違うことは否めません。かっこむ時に器と箸が当たる“カカッ”のサウンドも丼モノの醍醐味だったりするんですよね~。同じ理屈で紙やプラスチックのコップだとサーバーからの生ビールも第8のビールくらいに成り下がっちゃいます。
また、これもボディーブローのように効く「ドリンク問題」があります。テイクアウトの場合、食事に合わせて飲み物を別途購入しますが、イートインは大体お冷やお茶の提供があります。考え方によっちゃこれで100円引き。
さてさて肝心のかつ丼。まず目にとまるのが、あたかも布団をかけられているようにとんかつがまとっている卵です。料理には詳しくないのですが、あえて撹拌し過ぎないことで卵黄と卵白のコントラストがはっきりした古き良き「お店のかつ丼」タイプで食欲をそそります。サックサクの揚げたてで提供される主役のかつも、お値段以上に身厚なのでしっかり腹パン。長距離ドライバーさんもエネチャージ完了できること請け合いのボリュームでした。味付けは甘さ控えめでショッパ寄り。つゆ加減は食券機でチョイスできます。デフォルトでも若干つゆだく気味なのでお好みで調整を。ごはんの量も同様に食券機で調整可能になっています。
結論:企業努力への感謝はリピート利用で返したい
原価高騰であらゆるものが値上げの嵐になっている今日この頃。そんな中でもサービスデイを設け、この価格・この味・このボリュームで提供してくれているかつてんさんには感謝しかありません。こういう身を削った企業努力に対してのありがとうの気持ちはリピ訪問で示していきたいと思います。言葉よりも行動が肝心。ご馳走さまでした。