マグロで真っ向勝負!「まぐろ屋」で特製まぐろ丼を食べてみた
「“御馳走”という漢字の読みを書きなさい」の設問には“おすし”と回答する9進法と申します。バラエティに富んだネタを楽しめる最高の和食だと思いますが、それが海鮮丼になるとちょっと違う。無理矢理に刺身をゴチャゴチャ乗っけられるのはどうも苦手で。
『寿司は国士無双のように、海鮮丼は清一色(チンイツ)のように』
即興で作った迷言です。あれ?けっこう気に入ったなぁ。
まぐろ屋
札幌市中央区南8西11-3-9 ツインズ南8条6番館
月~土 11:30~14:00 17:00~22:00(L.O.21:30)
日・祝 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 毎週木曜、第2週目水曜
2000年開店。菊水旭山公園通沿いにある有名店であります。魚種を絞り込んで店名にしてしまう所に腹をくくった自信を感じます。ぶっちゃけどーですか皆さん。寿司を食べた時に「あ、今日タコ食べてない」とか「鯖食べたかったのに忘れてた」みたいのはあると思いますが、マグロを口に入れないで帰ってくることなんてありますか?また、海鮮丼にマグロがスタメン落ちしているのを見たことありますか?もしくは居酒屋で“刺し身5点盛り”を頼んでマグロがメインボーカルじゃなかったことがありますか?
つまり...刺し身=マグロ とここに独断で宣言します。
11時半の開店と同時入店を何度か経験していますが、このタイミングでのカウンター席だからこそ見られるお店のコダワリ。定食に付いてくる超美味しい潮汁(白子も入ってて絶品)があるのですが、味加減はご主人がオッケーを出さないと提供されません。「チェックお願いします」みたいな言葉をかけられたご主人が刺し身を捌く手を止め、味見をし、調整してからじゃないとOKが出ない風景を数回拝見しています。
「特製まぐろ丼」¥1,660。ちょっと前まで¥1,500を切っていましたが、色々仕方ないですよね。ちなみにこのお値段でも僕は十二分にお得だと思います。別に数えたことは無いですが、体感ではマグロ握り10貫分くらい堪能できる分量の漬けマグロをおごってくれています。
「漬けになってますが足りないと思ったら醤油足してください。あと御飯足りなかったら言ってくださいね」と声がけして頂けるものの、個人的にはこれでいいっ!これがBEST!
まぁ食べてみて下さい。そして冷静に考えてみて下さい。この旨さと盛りのまぐろ丼featuring絶品潮汁でこのお値段。巷ではコスパコスパ言うとりますが“安価=コスパ”になっていませんか?地元民も納得のハイコスパ海鮮丼じゃないでしょうか。
結論:直球と棒球は違う
改めて「まぐろ屋」と名乗るだけありました。専門店を掲げていてもレベルは色々。胸元をえぐるようなストレートと、単に打ちやすいだけの真っ直ぐな球とはぜんぜん意味合いが違います。口に運ぶたびにスパーン!とミットに収まる快音が聴こえるランチ。ごちそうさまでした。