普通の主婦のわたしが夢のジブリ飯を作ってみた

2017年12月6日 20:50 2,576 Views
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こんにちは、食いしん坊な東区の雪女です。 プロフィールにもありますが、わたしは無類のジブリアニメ好きです。 宮崎駿監督率いるスタジオジブリ製作のアニメですね。 「となりのトトロ」、「風の谷のナウシカ」、「魔女の宅急便」、「千と千尋の神隠し」、「もののけ姫」……などなど、名作ばかりで好きな作品を一つだけ挙げることなどとてもできません。 年中さんの長女もそんな母に毒されてすっかりジブリ好きです。 ジブリアニメにはおいしそうな食べ物がしばしば登場します。通称『ジブリ飯』と呼ばれるそれを再現するのがここ数年はやっていて、SNSやブログでもその画像やレシピを見ることができます。 今回はそんなジブリオタクの雪女が子供のころから夢見た『ジブリ飯』を作ってみたというお話です。

きっかけは長女のお誕生日

昨年は下の子を妊娠中で、一昨年は仕事が忙しくてなかなか盛大にお祝いできていなかった長女のお誕生日。プレゼントをあげていても、「ハッピーバースデー」を歌っていても、外食をしても、母としては手の込んだお料理を作ってあげたいと思っていました。 それを今年は実現させるのです…! 長女よ、待ってろよ! ママがんばるからね!! そして迎えたお誕生日当日。 長女を幼稚園に送り、ぐずる次女を寝かしつけてキッチンを片付けて10時半。 気合い十分! レッツラ☆クッキング!!(←「キラキラ☆プリキュアアラモード」より)

おばさまからのチョコレートケーキ

まずはケーキから。 『魔女の宅急便』でおばさまがキキにプレゼントしてくれたチョコレートのケーキを模倣します。 実は初めてスポンジを焼きました…。 よかった、大丈夫っぽい! 衝撃を加えて型から外します。 ガンガンガンガン…ガンガン…あれ、出てこない…ガンガンガンガン… スポッ! あれ、10円ハゲみたいなのが二箇所… 空気が残っていたようです。 でもこれも手作りの温かみ!手作りの味ですよ、味! そしてスポンジを3枚にスライス。 魚の三枚おろしには自信があってもスポンジの三枚おろしは初めてです。 …あれ、めちゃくちゃ曲がってる。 でもこれも手作りの温かみ!手作りの味ですよ、味! ブランデー入りのシロップとガナッシュをはさんでガナッシュでコーティング。 冷蔵庫で冷やし固めます。 冷蔵庫に生活感がありすぎて巨大なハンバーグにしか見えません。 それに何?表面波打ってる! でもこれも手作りの温かみ……… 冷やしている間にデコレーションの準備です。 本来は無地のクッキングシートで下絵をなぞるのですが、あいにく我が家で切らしていましてラッピング等に使う柄付きのクッキングシートで代用します。 邪魔だなぁ…猫… そうして出来上がったケーキです。 表面の気泡も手作りの温かみ!!!(←しつこい) 本来はキキ「KIKI」となっているところを長女の愛称たま「TAMA」に変えています。 この時点で午後2時! この後は急いでいたため調理中の画像を撮っていません…

カボチャとニシンのパイ

雪女が子どもの頃、ものすごく憧れたこのパイ。 これも『魔女の宅急便』からです。 作中ではキキが薪のオーブンで焼き上げ、突然の雨の中おばさまの孫に届けたにも関わらず 「わたしこのパイ嫌いなのよね」 という衝撃の一言を放たれ、楽しみにしていたパーティーにも間に合わず、翌朝風邪をひくという踏んだり蹴ったりなシーンがあります。 今回は魚の小骨が苦手な長女のため、ニシンを鮭に置き換えて模倣します。 器にマッシュしたカボチャを敷き、好みのハーブを馴染ませてオリーブオイルで焼いた鮭(骨除去済)をのせ、玉ねぎ入りのホワイトソースをかけてパイシートでお魚模様に飾り付けます。卵黄を塗ってオーブン(普通のオーブンレンジです)へ! はい、出来上がりました! 調理中の写真がないとあっという間に作ったように見えて泣けてきます…(笑) もう少し焦げ目をつけた方がお魚模様が見えやすかったかな?と少し後悔。

ラピュタシチュー

長女が最も憧れたのがこれ。 『天空の城ラピュタ』でドーラ一家の飛行船の中のキッチンでシータが作った赤いシチュー、通称「ラピュタシチュー」です。 「ドーラ一家の経済状態と飛行船の中という環境を考えると肉はパンチェッタ(豚の塩漬け)?」 「シータがナイフで刻んでいるのは干からびたチーズ?」 ネット上では様々な憶測が飛び交っていますが、主婦としては作りやすく確実に子供のお口に合う方法で模倣します。圧力鍋を使用しました。 ぶつ切りにした豚ロースの塊肉を塩コショウ・赤ワインに漬け込み、一口大に切った玉ねぎ・ジャガイモ・人参・マッシュルームと一緒にオリーブオイルと擦りおろしたにんにくで焼き色をつけます。 カットトマト缶、水、ローリエ、赤ワインを入れ、アルコールが飛んだら10分加圧。火を止めて圧が下がったらビーフシチューのルー(固形)を溶き、火にかけてときどきヘラで混ぜる。とろみが出たら火を止めて放置。 はい、出来上がり~! 盛り付けが雑ですね(笑) ラピュタシチューは同時進行で離乳食としても作っていました。次女が食べられるように豚もも肉を使っています。手前が大人用、奥が赤ちゃん用です。作中に倣ってパンも添えてみました。

完成!!

ジブリ飯、なんとかできました。 朝から夕方までキッチンに立って、わたしではこれが限界のようです。 ジブリ飯3品の他に長女の大好物のローストビーフを焼いてサラダ仕立てにしてみました。 ケーキには入っていないイチゴも用意しましたよ。 仕上げに5歳の「5」の字のキャンドルを立てて恒例の「ハッピーバースデー♪」。 長女、大興奮でした…! 「きゃー!すごーい!!うわー!うわー! これシータが作ってたやつ! キキのケーキ!にしんのパイ!!おいしそー!早く食べようー!!!」 大変でしたがその分 達成感がすごい、そしてファンには感動もののジブリ飯。 手作りの温かみ、手作りの味、それでいいと思うのです!(笑) もう何回「手作りの温かみ」と書いたのかわかりませんからね!! 皆さまご多忙とは思いますが、ぜひお時間を作って調理してみてはいかがでしょうか? 1品だけなら普段のお料理の時間にも作れそうですよ♪
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冬は外に出ると雪が降りだす。
気になることはとことん調べる。
もの作りと刑事ドラマとジブリが大好き。
二児の母。
セーラームーン世代の東区の雪女です。

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