豆腐に甘み、お揚げに旨み!「真狩豆腐工房 湧水の里」で色々買ってみた
冷奴は絹豆腐、麻婆は木綿豆腐派の9進法と申します。豆腐、ひいてはそっち系の豆製品って、美味しいものは「えっ?」って漫画の吹き出しみたいな感嘆詞が口から出ちゃうくらい抜群に違いがあると思うんですよ。肉類ほどドデカい料金の上積みをしなくても、ちょっとの価格差で味が段違いというか、別物くらいに差異がでるジャンルじゃないかと。こちら、通る機会があったら必ず寄ることにしているお店です。
真狩豆腐工房 湧水の里
営業時間 4~10月 平日9~17時・土日祝9~18時 無休
11~ 3月 全日9~17時 水休
URL https://wakimizunosato.com/wakimizunosato/
札幌から中山峠を越えてニセコ方面に向かう道道R66沿いにある有名な豆腐屋さんです。看板にも「水」が強調されているように、素材の豆を生かすキモが真狩の湧水。お店の横には湧水を汲み放題の場所が用意されていたのですが、沢山の人が訪れて汲み貯めしていました。以前こちらサツッターに「カフェベルグ」さんという本格ソーセージを提供してくれるお店を記事にしましたが、そこのご主人も仕込み水を札幌からここまで汲みに来ているということでした。
湧水の里さん。豆腐や揚げの他、さつま揚げやおからバウムクーヘンなど目移りする豊富な品揃え。ですが、やはりストロングスタイルの賞味期限が短い商品こそ、より実力を感じられると思うので数点チョイスして買いました。
いわゆる「お揚げ」というやつです。はっきり言って、スーパーで売っている普段遣いのものとは風味も食感の頼もしさも全然違います。別物。煮込んだり納豆を入れたりなどの足し算無しで、シンプルに炙って薬味を載せて醤油ちょんで抜群。黒い方はヒジキでも入っているのかわかりませんが、白よりさらに深い味わいでより旨みが強かったです。
わさびは、葉わさび?茎わさび?を刻んだものが、ベースの寄席豆腐の邪魔をしない程度のアクセントに入っています。うんうん、旨い。
そしてごま豆腐。ダイエット中でも甘味を欲しているならこれでいいんじゃないでしょうか。盛り付け皿を替えてパティシエが運んできたらほぼソレってくらいに、コクと甘みを感じるなめらか食感のデザートです。
フライパンで適度に焼き目をつけて、↑のようにシンプルに頂きました。...あ~、もう、こんなの食べたら舌が肥えて迷惑!毎回コレを用意してくれるならいいけど、自分の通常営業との落差が怖い!ちょっとした価格差でこんな贅沢なアテで晩酌できるとは至福の一言。
結論:豆の旨みにビーンとしびれる
食卓が豊かになるってこういうことだと改めて実感。ブランド牛や高級魚みたいな大散財しなくても、ただただ一口食べれば伝わる素材の良さと作り手のコダワリを堪能できました。実に美味しかった。必ずまた寄らせて頂きます。ご馳走様でした。