絆珈琲店で本格派・サイフォン式コーヒーを味わってみた

2019年4月11日 16:38 2,524 Views
アバター画像

一人旅エッセイスト

カフェ文化の根付く札幌でも、あまり使っているお店のない「サイフォン式コーヒー」。
こだわりのコーヒーを、こだわりのサイフォン式で淹れてくれる絆珈琲店で、本格派コーヒーをじっくり味わってみる。

コーヒー。珈琲。
多少好き嫌いは分かれるかもしれないが、「嗜好品」という枠の中ではかなり一般的で、僕らの日常生活に欠かすことの出来ないものだと思う。
毎日を彩る、オトナの味。

今や、コンビニでも手軽に美味しいコーヒーが楽しめる時代。
なんならコンビニまで足を運ばずとも、自動販売機で様々な種類のコーヒーの中から、好みの一本を選ぶことも出来る。

しかし、本来コーヒーの世界は、とても奥深いもの。
豆の産地・種類・焙煎方法に始まり、淹れ方・飲み方まで含めれば、「コーヒーを飲む」の選択肢はもはや”無限大”と言っても良いだろう。

簡単に美味しいコーヒーに手が届く今だからこそ、本格的なコーヒーの楽しみ方を知っておきたい。
ふと、そんなことを思った。

サイフォン式で味わう、本格派コーヒー

街なかから石山通を南へ進み、角にガソリンスタンドがある十字路で、交差する「菊水・旭山公園通」を右折。
市内中心部からほど近い場所に、サイフォン式コーヒーが自慢のカフェ「絆珈琲店」がある。

ビルの1階。白地の看板が目印

入り口のガラスには、マスターのお店への想いが綴られている。

絆珈琲店のストーリー。マスターの込めた想いを感じ取ることが出来る

マスターは4年間、チェーン店のカフェで修行をされた方。
そのときに出会ったサイフォン式でこだわりのコーヒーを提供するべく、2018年9月からこの絆珈琲店をオープンしたとのこと。

店内にはカウンター席とテーブル席があり、かなり広々とした印象を受ける。
あとで聞いた情報によると、元々はカレー屋さんが入っていた建物。木目のテーブルが、なんだか温かい。

店内の様子

選べる状況であれば、おすすめの席は断然、入口側のカウンター席。
このお店の”顔”である、サイフォン式コーヒーメーカーの眼の前に陣取ることが出来る。

ズラリと並んだサイフォン式コーヒーメーカー

今回は、お店イチオシの「絆ブレンド」をオーダー。
苦味と酸味も楽しむことが出来る、マスターこだわりの配合だそう。

サイフォン式で提供された「絆ブレンド」

フラスコに入ったまま提供されるのが、また粋だ。
カップにして約1.5杯分のコーヒーが入っていて、たっぷり味わうことが出来る。

色とりどりのプチパンケーキ

美味しいコーヒーには、美味しいスイーツと合わせたくなるもの。
お店の隠れた名物「プチパンケーキ」は、いちごやブルーベリー、あずきなど8種類から味を選ぶことが出来る。
注文する数が増えるごとに1個あたりの値段が安くなるので、「たくさん食べた方がお得だから」という口実で、食べくらべをしてみるのも良いかもしれない。

この日のおすすめコーヒー

お店は、朝7時半から夜8時までの営業。
「仕事前に、1杯コーヒーを楽しんで欲しい」「仕事終わりに、コーヒーで一息ついて欲しい」
この営業時間には、地域の人の生活に、美味しいコーヒーで寄り添うマスターの願いが込められている。

ドリンクはテイクアウトも対応しているので、ぜひ本格派サイフォン式コーヒーを味わいに、足を運んでみて欲しい。

【Shop info】
◇住所:札幌市中央区南八条西11-3-10 ツインズ南8条 七番館 1F
◇最寄り駅:札幌市電 西線9条旭山公園通駅
◇駐車場:あり(2台)
◇営業時間:7:30~20:30
◇定休日:金曜(水曜は15時までの短縮営業)
◇HP:絆珈琲店
◇Instagram:@kizunacoffee

syushu inc.
アバター画像

一人旅エッセイスト

#旅 #カフェ #コンサドーレ 25歳5ヶ月で47都道府県制覇。旅先で食べ歩いたご当地グルメは数知れず、おすすめ飲食店を聞かれればだいたいお答えできます。でも、一番好きな街はやっぱり札幌。愛する我が街の名を、コンサドーレの遠征先で叫んでいます。そんな27歳男子。札幌のカフェを応援するメディア「A Day in the Cafe」を運営中。

このライターの記事一覧
サツッターのTwitterはこちら