新店オープン!和菓子の老舗「叶 匠壽庵」が札幌に進出!
こんにちは。村瀬なおみです!
先月、札幌三越の地下2階に新しくお店がOPENしたのをご存知でしょうか。
お店の名前は、「叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)」。滋賀県に本社のある、歴史ある和洋菓子のお店です。
なんとこのお店、お菓子の販売だけでなく、あたたかいお抹茶と冷たいグリーンティーをいただけるお茶席もあるんです!!
場所はアフターヌーンティの向かい、北洋銀行のATMがある側の入り口から入ってすぐ右手にあります。
そのまま六花亭の方へ歩いていくと気がつかないのですが、お店をぐるりと回ると、カウンターのなかにお抹茶を点てる時に使う風炉と釜が見えるんです♪
買い物をして帰る途中に見かけて気になったので、先日友達を誘って行ってきました!
本格的なお抹茶を楽しめる!「お抹茶席」
お茶席といっても、お菓子の販売がメインなので、4席だけの小さなスペース。
店員さんにお抹茶を飲みたいと伝えて、先にお会計を済ませます。
メニューは温かい「お抹茶」と冷たい「グリーンティー」の2種類。価格はいずれも324円(税込)です。
お茶席といえば緋毛氈(ひもうせん)という赤い色のカーペットが敷いてあるイメージですが、こちらのお店は木目調のテーブルに、抹茶色の背もたれの椅子。
メニューの横には、数種の手すきハガキが並んでいました。優しい花の絵が描いてあります。
(先客の方がいらっしゃったので控えめに撮影!)
席に着くと、まず店員さんがお冷とお茶菓子を持ってきてくれました。
お菓子はお干菓子(落雁)と期間限定商品の「あも(くるみ)」の2種類。
通常の「あも」はぎゅうひを小豆で包んだお菓子なのですが、期間限定のものはぎゅうひにクルミが入っています♪
(左:あも(くるみ)、右:お干菓子)
葉っぱの形をしたお皿も風情があって素敵ですよね!
最初、店員さんに「お干菓子です」と言われて分からず、頭の中で「お東?」と変換したのは友達にも秘密です(笑)
素敵女子のたしなみ!お茶席の作法とは
ところで、みなさんお茶席の作法ってご存知ですか?
私はお抹茶が好きですが、実はマナー等をまったく知らずにいたんです。
なので、お抹茶より先にお菓子を出されて慌てました。これはどのタイミングで食べればいいのか?!と。
調べてみると、本来のお茶席での作法は
1. 時計をはずし、外套やフード付きの服、手袋、帽子もはずす。
2. お菓子が運ばれて来た時は「お菓子をどうぞ」と勧められてから手を伸ばし、隣に座る方に「お先に(ちょうだいします)」と声をかける。
3. お菓子は抹茶を飲む前に食べきる(懐紙とようじは持ち帰る)。
4. お抹茶が運ばれてくると、お菓子と同じくお隣さんに「お先に」と声をかけ、お茶を点ててくれた亭主に「お点前頂戴いたします」と言っていただく。
という流れなのだそうです。
色と香りに癒される!なごみのお抹茶
お菓子はお抹茶が運ばれる前に食べきるものなのですね!
そうとは知らず待機してしまいました。完全におあずけ状態です。
はやく飲みた~~い!
間もなくして運ばれてきたのがこちら♪
きちんと茶筅で点てられたお抹茶なので、とっても本格的~!!
このふわっとした泡が良いんですよね~!器もあったかい♪
こんな風にお店でお抹茶を点ててくれるお店は、札幌市内では初めて行ったのでとっても感動しました!!
興奮しすぎて、このまま飲まずに閉店まで眺めていようか…なんて、割と本気で思ったり…
なんていうのはほんの数秒だけで、その後すぐに美味しくいただきました♪
少なめのお抹茶で点てられるものを薄茶、多めのお抹茶で点てられるものを濃茶と呼ぶそうですが、こちらのお茶は薄茶のようでした。
さらっとした舌触りで、苦みもそれほど感じず、香りもとてもよかったです!
おつかいものにしたい、品のあるお茶菓子
お茶菓子でいただいたお菓子も、小豆の味がしっかりして、それでいて甘さも控えめなのでとても食べやすかったです。
食べ終わった後、口の中に小豆の甘い、もったりした感じが残らないんですよ~!
小豆や餡子が好きな方にはとっても喜ばれると思います!
その他にも、黒胡麻やきな粉をからめたぎゅうひのお菓子や、栗が丸ごと1個入った栗まんじゅう、粒あんがたっぷり挟まったどら焼き等も販売されています♪
御遣い物や、お茶受けにいかがでしょうか?
お手軽に和を愉しめるお店、叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)。
札幌三越にお越しの際は、是非お立ち寄りください!
■叶 匠壽庵
営業時間:午前10時~午後7時まで
HP:
http://www.kanou.com/