「札幌駅近くの喫茶店ブルーネンさんで和風ポークソテーを食べてみた」- マスオ。の、リアル孤独のグルメシリーズ!Vol.10 -
孤独の旅好きライターマスオ。が、北の大地を歩き回るリアル孤独のグルメシリーズ第10弾!今回は札幌駅周辺です。
札幌駅周辺を歩いていて偶然見つけた喫茶店
ちょうどお昼時に札幌駅に到着した。次の予定まで2時間ばかりあるから、今のうちにランチをとっておきたい。今の私はいったい何を食べたい。肉か魚かイタリアンか和食か…んー、悩む。ラーメンや蕎麦といった麺類の気分ではない。ちゃんとしたご飯を食べたい気分だ。それに、食後のおいしいブラックコーヒーも飲みたい。となれば、カフェか喫茶店のランチがあればベスト。
しかし、札駅周辺にあるカフェは若者が多くてなんか落ち着かないし、求めている雰囲気じゃない。
私が求めているのは、昭和感のあるザ・喫茶店だ。あちこち歩いてもありそうで無い。
30分彷徨ったが、ピンとくる店が見つからない。次の予定地に向かう途中でなにかいい店があればいいのだが…ん? ビルの地下に喫茶店と思しき店があるようだ。期待せずに覗いてみると、駅前地下街から外れた住友生命ビル地下に「ブルーネン」という喫茶店を見つけた。
「今日のランチ 和風ポークソテー」と書かれているじゃないか!
いいぞいいぞ。これだよこれ。私が求めていたのは!
昭和の雰囲気が残る落ち着いた空間でいただく王道の喫茶店ランチ
店内に入って感動! ザ・昭和の喫茶店じゃないか。どことなく高級感というか、ビジネスマンに似合いそうな雰囲気があって、昭和の趣がそのままだ。
注文をとりに来てくれた女性も、スラっとしたスタイルで凛としていて、ベテランの雰囲気を醸し出している。「メニューをお持ちしますが、今ですと日替わりランチはすぐ出せます。他のメニューは多少お時間いただきますが」とハキハキとした口調で説明されるのも気持ちがいい。店員さんにプロフェッショナルを感じる。
注文は店に入る前から決めていた。「日替わりの和風ポークソテーをください。飲み物はホットコーヒーで食後に」
周りを見ても、お客さんは通いなれた感のある紳士・淑女で、若者は誰もいない。
ソファやテーブルの使い込まれた感じも素敵で、昭和の時代はこういった場所で商談が行われていたこともあるのだろうなと思いにふける。
「お待たせしました。日替わりの和風ポークソテーです」と出されたのは、白い平食器に盛られたごはんと和風ポークソテー。まさしく喫茶店ランチの装いである。
この店はいったいどこまで私の心を掴んでくるのか。食べる前からもう鷲掴みにされているぞ。
割り箸を手に取り「いただきます」
初めての店なのに懐かしさを感じる、この喫茶店の味。幼少期に母に連れられて行っていた喫茶店ランチを思い出す味だ。食べる手が止まらない。食べやすいように切られたポークソテーをお箸で掴み、白い平食器に盛られた白ご飯にワンバウンドさせていただく。ご飯に染みた和風ソースと豚の甘い油がさらに箸を進める。完全に脱帽だ。
お腹が満たされる頃に「コーヒーお持ちしますね」との声掛けがあった。
「お持ちしましょうか」ではなく「お持ちしますね」というところが、何とも嬉しい。やっぱり、ここの人たちはプロフェッショナルだ。
伝票と共に持ってきてもらったホットコーヒーで〆る。喫茶店のランチの〆はやっぱりブラックコーヒーに限る。午前中の疲れをリセットしてくれる一杯だ。
コーヒーを飲み干し、日替わりランチ完食。
ごちそうさまでした。
ブルーネンさん、美味しい日替わりランチ 和風ポークソテーをありがとう。
またきます。
ブルーネン
〒060-0005北海道札幌市中央区北5条西5丁目 住友生命札幌ビルB1F
TEL:011-241-0082
営業時間:8:00~20:00
定休日:日曜日
TV東京の人気ドラマ『孤独のグルメ』を愛するライターマスオ。が、リスペクトを込めて五郎さんの気分で北海道のグルメ店を食べ歩く!マスオ。のリアル孤独のグルメシリーズ!前回までの記事を読む