「尾州鮨」でメンバー選抜に頭を悩ますランチ食べてきた
自分の棺には花じゃなく寿司を目一杯詰めてほしいくらいに、世界で一番好きな食事が「寿司」の9進法と申します。あえて「鮨」じゃなく「寿司」を使ったのは、魚介類を使っていない芽葱やコダワリぬいた納豆巻き、美味しいわさび巻にも出会ったことがあるので幅広い意味で「寿司」を愛しているためです。
お店や質によって価格帯に恐ろしいほど幅があることでは、焼肉と肩を並べる寿司。同じボリュームでも最大20倍くらい違うのではないでしょうか。
こちとら低所得者。味と雰囲気を鑑みながら店を選び、価格の落とし所に常に神経を張ります。
尾州鮨 東札幌店
札幌市白石区東札幌4条2丁目4-22
営業時間 11:00~14:00 16:00~22:00(土日祝は通し営業)
URL https://www.bishu.co.jp/
昔は平岸に本店、他にも西岡店がありましたが、現在はこちら「東札幌店」1店舗のみ。南郷通からちょっと入った東札幌の住宅街の角地にある、古き良き「町のお寿司屋さん」の雰囲気が漂う店舗です。
今回のお目当ては、こちら尾州鮨さんのランチメニュー「なでしこ」。その特長は与えられたネタ選択肢から10貫を自らが選抜してチームを組む点にあります。
...あのぉ、非難を恐れずにオズワルド伊藤がM-1グランプリで放った最高のパンチラインを引用させていただきますね。
「俺の口の中をザコ寿司で埋めるな」
ココで誰が10貫の中にカッパ巻やしんこ巻、いなりを入れます?それって寿司自体が嫌いな人でしょ。ナマモノが苦手な人でしょ。それぞれに美味しさがあるのでしょうが、この場合は絶対ありえないです。
どこのお寿司屋さんでもそうでしょうが、本当に良いネタは夜にとっておくもの。現に「ランチ食ってうちの店が旨いまずいとは言ってほしくない」と本音をもらしていたお店もありました。それはそれで無責任というか、だったらランチ出すなよとは思うものの気持ちはわかる。その分、リーズナブルに提供してくれていると思って享受します。
色々美味しく頂きましが、この価格で選択肢に数の子があったのは僥倖。また、北寄ヒモってのもアクセントの効いたネタでナイスチョイスでした。ネギトロも一部の回転寿司店で使われるような、業務用のチューブ入りから歯磨き粉よろしくひねり出したようなものじゃなくお店の個性がある食感が楽しめました。
結論:監督役となってスタメンを決めるエンタメがいい
10貫ってことは回転寿司での1皿ニコイチに換算すると5皿分ですが、こういう風に10種類を食べると、なぜか5皿分よりも満腹感をおぼえます。しかも自分好みのネタを選ばせてくれるのも楽しい仕掛け。ご馳走様でした。