GALLERY MIYASHITAでフレスコ画・モザイク展を見てみた

2017年4月14日 11:29 751 Views
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札幌市民

4月に入り、あっという間に2017年の4分の1が終わりました。早い。早すぎる。 新年度に入り、気持ちも新たに何かに取り組んでいる方も多いことでしょう。 私もサツッターへの記事が滞っていることを反省し、これからも心惹かれるモノ・コト・バショを記事にしてきたい、と心新たに静かに燃えている次第です。ほんとです。ほんとですって。 さて、前回の記事で私が文字フェチであることを公言しましたが、ベースには、そもそもアートを見るのが好きというのがあります。その人の脳内から生まれる、その人にしか生み出せないもの。そういうくくりでは、料理でも建物でも音楽でも、人の手を通したものはすべて価値がありますよね。その中から自分にとって心惹かれるもの、自分だけの価値を見い出せた時には、単純にすごく嬉しくて楽しい。それが私にとって、難しいことを抜きにしたアートの楽しみ方でもあります。 そんな私のところに、また心惹かれる情報が目に留まりました。 フレスコ画・モザイク展。 サイトで見た絵に惹かれて、実物を見に行ってきました。 場所は、円山の閑静な住宅街の中にある一軒家「ギャラリーミヤシタ」。 中に入ると、平日ということもあり、観覧者は私だけ。お陰で今回の個展の制作者・秋田さんにご挨拶と、少しお話をお聞きすることができました。 フレスコ画とは西洋の絵画技法のひとつで、この技法で描かれた壁画をフレスコ画と呼ぶそう。私の中では西洋の宗教画のイメージがあります。 今回の作品は、木枠に麻を張り、そこに漆喰を塗って壁画と同じような土台をつくり、顔料で色をのせていったものだそう。濡れている状態じゃないと色がのらないそうで、それに気をつけながら色をのせたり削ったり、西洋の技法だけど油絵とは全く違っていて興味深い。 今回の作品は、秋田さん独自の抽象的な画風ですが、フレスコ画自体はデッサンして色をのせるような写実的な絵を描くことも可能。いろいろと技法を試しているそうで、近くで見ると、その細やかさや重ねた色の美しさが分かります。奥深い技法です。 モザイク画は、ガラスを小さく切り、研磨してグラデーションをつけるように貼り付けて絵画として仕上げる技法で、フレスコ画同様、古くからある技法なんですね。 なんとなく見たことがあるような、不思議な懐かしさを感じます。 カットするガラスの大きさや形、選択する色合わせなどで個性やセンスが出ますね。 モザイク画は三点ほどでしたが、すごく好きな作品でした。 ところで、今回の会場「ギャラリーミヤシタ」さんは一軒家ということもあり、住宅街の中に溶け込んでいて、一瞬ギャラリーとは気づかない佇まいでした。中に入ると壁一面の白が作品を美しく際立たせてくれ、そしてどこか柔らかな空間に感じられます。 今後の予定を拝見すると、これまた心惹かれる個展がひかえています。 興味のある方は是非。 http://www.gallery-miyashita.info/sougouannai_2017.html 今回は、ギャラリーに入るなり「撮影禁止」の表示があって、私が楽しむだけでご紹介は無理かなと思いましたが、撮影を快く許していただき、無事撮影して記事にすることができました。 基本は禁止のようなので、訪問の際には観賞を楽しんでくださいね。 今回の個展は4月9日(日)まででした。 秋田さんは年一回、個展をされているそうです。 http://tomoeakita.moo.jp/ 「GALLERY MIYASHITA」 http://www.gallery-miyashita.info/
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札幌市民

札幌生まれの札幌育ち。
興味の対象は衣食住心身、それらを彩るもの全般。
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