サツッター編集部に行ってみた

2016年3月3日 18:34 319 Views
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サツッター編集部

2月8日に正式オープンした、「サツッター」。 「サツッター」を運営しているのって、どんな方たちなんだろう? 気になった私は、2月某日、「サツッター」編集部さんにお邪魔してしまいました! 今回お相手してくださったのは、「サツッター」を運営する「マネジメントオフィスsyushu」の代表・太田さんと、いつも「サツッター」ライターとメールで親身に連絡を取ってくださる岩沢さんの、おふたりです。 では、さっそく、色々とお話をうかがいましょう!

まずは「サツッター」を運営している「マネジメントオフィスsyushu」さんについて、教えてください。

Q.普段はどのようなお仕事をされているのですか?

岩沢さん(以下、岩):WEB系がメインで、ホームページを作ったり、プログラミングをしたり、そこから派生して印刷物の制作をしたりしています。 また、ネットショップのサポートもさせていただいています。一からサイトを制作することもありますし、既存のサイトのお手伝いをするコンサルティングもしています。

Q.2名で経営されているとうかがいました。おふたりで事業を始めようとされたきっかけは?

太田さん(以下、太):きっかけはね、特に……聞かれると困っちゃうんだけど(笑)。 岩:(笑)。もともとは太田が、独立したいという気持ちを強く持っていたみたいで。「30歳までに社長になる!」って。 当時同じ会社に勤めていたんですが、退職しようとするタイミングが一緒で、誘われたんです。太田が何をするつもりなのか、私はわかっていなかったんですけど(笑)。 インタビュアー(以下、イ):まずは起業が目標だったんですね。 太:そう、そう(笑)。 岩:そういうノリで、思いついたらやってみるという感じで(笑)。 太:最初の2年は事務所用の部屋を借りるお金もなくて、それぞれの自宅で仕事をして、打ち合わせは喫茶店とかでやってたんだよね。

Q.開業5年目とのことですが、当初と今とで、お仕事の内容や考え方に変化はありますか?

岩:仕事内容は、元々ホームページ制作から始まったので、そこはあまり変わっていないですね。 太:最初は、自分たちと同じように数人でやっているような中小企業の方々を、ITを使ってサポートする事業をやりたいと思っていて、事業所名に「マネジメントオフィス」って付けたんです。 「稼ぐ」って嫌らしい言葉じゃないですか。「『稼ぐ』んじゃなくて、『サポートする』んだ!」って思ってやっていて。 でも、何年か経ってくると、「自分たちが稼げてないのに、サポートができるわけがない」と。綺麗事じゃ何もできないと、ここ1、2年でやっと気付いて(笑)。 自分たちが安定しないとお客様のサポートもできないし、「まずは稼ごう」という思いが強くなってきましたね。

Q.ところで、おふたりは札幌の出身ですか?

太:私は生まれからずっと札幌ですね。 岩:私は学生時代までは大阪で。卒業後は東京で就職して、10年ほど住んでいました。そのあと、両親が北海道出身なのもあって札幌に移って、14年ほど経ちます。

「サツッター」の派生元である札幌イベント情報マガジン「サツイベ」について、教えてください。

Q.「サツッター」は「サツイベ」からの派生サービスですが、「サツイベ」を始められたきっかけは?

太:仕事で中小企業や個人事業主の方とお会いしているうちに、イベントやセミナーを主催している方が多いことを知ったんですが、みなさん集客に悩んでいて。 それで、イベントやセミナーを告知する場所をインターネット上で作ったらどうだろうかと思ったんです。

Q.姉妹サイトが横浜イベント情報マガジン「ハマイベ」ですね。横浜なのは何か理由があるのでしょうか?

太:「サツイベ」がある程度育ってきて、全国展開したいと思ったんですよ。最終的には、政令指定都市全部作りたいと思って。 横展開の第一弾をどこにしようかとなったときに、岩沢が住んでいたことがあるのと、唯一の道外のお客様がいらっしゃるという縁で、横浜にしました。

Q.「サツイベ」を運営していて、これは嬉しかったというエピソードはありますか?

太:イベントやセミナーの主催者の方が、ご自身のブログなどで、「サツイベ」に掲載されたことや、「『サツイベ』に載せたら、定員いっぱいになりました!」という報告をされているのを見ると、役に立っているなと実感できて嬉しいですね。 岩:「『サツイベ』は集客力が凄い」といった内容のブログやツイートを見ることが増えて、嬉しいです。 「サツッター」のライター募集も、「サツイベ」を通じてたくさんの応募があって、「こんなに来るんだ!『サツイベ』凄い!」って(笑)。手前みそですが、嬉しかったですね。 ただ、掲載依頼が増えてきてとても嬉しいんですが、その分、掲載まで一週間ほどお時間をいただくことになってしまっていて、それは心苦しいですね。 イ:掲載は、すべて確認されてからしているんですか? 岩:はい、すべて確認しています。滅多にないですが、場合によっては掲載をお断りするイベントもあります。

Q.では、逆に、これは辛かったというエピソードはありますか?

岩:サービス開始時はほとんどイベントの登録がなかったので、情報を発信するために作った「サツイベ」のFacebookページに載せられることが何もなかったんですよ。それで、「サツイベ」のマスコットキャラクター「つぶ」の絵を、毎日描いて載せることにしたんです。 イ:毎日!? 岩:はい、365日。続けていくうちに「いいね!」やコメントをもらえるようになって嬉しかったんですが、1年以上休みなく載せ続けたのが、辛かったといえば辛かったかも(笑)。 photo829_2

ようやく本題です(笑)。「サツッター」について、教えてください。

Q.「サツッター」を始めようとされたきっかけは?

岩:「サツイベ」は投稿依頼のあったイベントを掲載するサイトなので、私たちが何かを取材する機会があったとしても、「サツイベ」の中で発信することができないんですよね。それがもったいないとここ1年くらい思っていて。 ただ、発信する場所を作るにしても、札幌情報サイトはたくさんあるし、ふたりでやっている以上、発信できる情報の量や質に限りがあるので、どうするのがいいかずっと考えていました。 そんな中、道外や海外からの観光客が増えているのを受けて、情報も観光客向けのものが多いことに気付いたんです。それで、「じゃあ、札幌の人たちはどこに行ってるんだろう?」と思って。「どこで何を食べてるのかな?」って。 それがきっかけで、「地元の人たちは、今、何をしているか」を発信するサイトであれば、今までにないことができるんじゃないかと思ったんです。 「こんなところがあるよ」という事前情報は別の媒体さんがすでに出しているので、「実際に行ってみたらこうだったよ」という体験情報の部分を、「サツッター」が担うわけです。そうすることで、既存の媒体さんとも共存していけるんじゃないかと。

Q.「サツッター」は「札幌地元民による口コミ情報サイト」ということですが、ライターさんは全員、札幌在住の有志の方々なのでしょうか?

岩:そうです。完全に有志の方のみです。

Q.「サツッター」立ち上げ時点で、ライター志望者が30名以上集まったとうかがいました。ライターさんの紹介ページには、36名(取材時点)の方が掲載されていますね。今も増え続けているのでしょうか?

岩:募集開始3日で、30名ほどの応募がありました。その後も多数の応募があり、現時点での応募者数は50名ほどです。 今後は、募集をいったん締め切る予定で、最終的なライター数は40名ほどになるかと思います。

Q.ライターさん紹介ページを見ると、女性が多いようですね。男性ライターさんも増える予定なのでしょうか?

太:3名ほど男性の応募者がいらっしゃいますね。 男女問わず、せっかくなので「高校生ライター」の応募なんかがあればいいなと思って。 岩:逆に、「人生の大先輩」の記事なんかも面白そうですよね。 太:あと、公務員の方とか来てくれないかな。 市役所とか消防局とかの広報課の方が、仕事とは別に「サツッター」を利用してブログ感覚で情報を発信してくれたら、面白いメディアになるんじゃないかなと。 ※ 現在、ライター募集は一時締め切っております。

Q.サイトが2月8日に正式オープンして一週間(取材時点)経ちますが、反響はいかがですか?

岩:ライターさんにそんなに集まってもらえると思っていなかったのが、一気に集まってくださって。人が集まっても、みなさんお忙しいでしょうし、最初のうちは原稿が集まらないだろうと思っていたら、こちらも一気に送ってくださったんですよ。 サイトのアクセス数も順調に増えてしますし、「サツッター」のFacebookページも、110件ほどの「いいね!」をいただいています。(取材時点。現在は250件を超えています) 太:アクセス数だけでいうと、「サツイベ」が2年かかったことを、「サツッター」は1週間で達成していますね。それぐらい勢いがあります。

Q.今後運営していくにあたり、編集部さんの「理想の『サツッター』」を教えてください。

岩:「札幌の人がみんな知っている」サイトにしたいですね。 「みんなが知っている札幌情報サイトといえば『サツッター』だよね」とか、「他の地域の人は知らなくても、札幌の人は知っている」とか言われるような。昔の「水曜どうでしょう」みたいな感じで(笑)。

Q.「サツッター」ライターさんたちに伝えたいことはありますか?

岩:とにかく楽しんでやってほしいですね。 少しでも無理があると、辛くなってやめてしまうと思うので、みなさんのこれまでの生活のペースを崩さずに、楽しくできる範囲で、続けてもらえれば嬉しいです。 今、書いてくださっているライターさんたちは、「楽しい」とか「載って嬉しい」とか言ってくださっているので、こちらもそれが嬉しくて、「サツッター」を作って良かったと思っています。 ライターさんたちが楽しいからこそ記事も増えるし、「楽しい」という気持ちが素直に伝わることで読者の方々も楽しめるという、好循環が生まれると思うので、そこは崩したくないですね。

Q.最後に、「サツッター」を閲覧しているみなさまに一言お願いいたします。

岩:「サツッター」の売りは、地元民からの「混じりけのない、飾らない情報」を「旬」の時期に毎日配信することです。 地元の人だからこそ「へえ」と思うような情報があると思うので、ぜひ札幌のみなさまにFacebookやTwitterをフォローしていただいて、暇つぶしがてら楽しんでいただきたいですね。そして応援していただけると嬉しいです(笑)。 太:あとは、「サツッター」のFacebookページにコメントを書いてほしいかな。 記事を見て、「私も食べてみた」とか「俺もやってみた」とか。Facebookのコメント欄は写真も載せられるので、写真付きで報告してもらえたら、面白そうですよね。 ライターじゃない方にもそうやって投稿してもらうことで、今以上に市民参加型のサイトになるんじゃないかなと。

ありがとうございました!

予定時間を大幅にオーバーした滞在にも関わらず、嫌な顔ひとつせず応対してくださったおふたり、本当にどうもありがとうございました。 初めてお会いするというのに、気さくにお話ししてくださって、とても楽しかったです。 「サツッター」はこんな方々によって、運営されているのですね。 photo829_1 つぶ編集長にもお会いできて、嬉しかったです! マネジメントオフィスsyushu: http://www.syushu.jp/ 札幌イベント情報マガジン「サツイベ」: http://sapporo.magazine.events/
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