札幌市若者支援総合センター「Youth+(ユースプラス)」に行ってみた

2017年10月16日 22:00 4,264 Views
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一人旅エッセイスト

2016年2月の開設以来、「札幌地元民による口コミサイト」としてご好評をいただいている「サツッター」。
札幌を愛するライターたちが日々独自の目線で記事を書いていますが、今回は「ライターコラボ」で「取材依頼をいただいた場所」にお伺いするという二つの初挑戦です!サツッターは進化していきます…!

記念すべき(?)第一弾は、[一人旅エッセイスト(自分で書いてて恥ずかしい)]ほりけんと、[気ままなスイーツハンター]村瀬なおみが、札幌市若者支援施設「Youth+(ユースプラス)」へ行ってみた!

「Youth+(ユースプラス)」って?~施設の紹介~

「Youth+」は札幌市に5拠点を構える、義務教育を終了した10代~30代を対象とした札幌市の若者支援施設。
「より多くの若者に利用してもらいたい!」という職員さんの想いから取材の依頼をいただきました。

今回お邪魔したのは、札幌市営地下鉄東西線・バスセンター前駅のすぐそばにある札幌市若者支援総合センター。
通称「Youth+ センター」です。

入口からはなんというかお堅そうな、お役所的な雰囲気が漂っています…

村瀬「なんか…緊張しますね…どうしましょう…」

ほりけん「やめときますか!」

村瀬「いや、それはダメでしょう(笑)」

覚悟を決め、自動ドアをオープン!
するとびっくり!若者たちが和気あいあいと談笑していて、とっても賑やかではありませんか!

緊張していた気持ちもうっかり解れてしまいました。内と外のギャップが半端ないです。

まず事務室に案内していただき、副施設長の田中さんにお話を伺うと、Youth+センターには3つの特徴(目的)がありました。
1つは、【交流の場である】こと。

Youth+センターを訪れる方は、無料の自習スペースや有料貸室の利用を目的とされた方が多いのだそうです。
貸室は全部で5つあり、人数に関係なく利用できます。一番大きい貸室にはキッチンもありました!

村瀬「すごーい!ひろーい!キッチンもある!」

ほりけん「しかも、一通り調理器具も揃っていますね…確かに凄い…」

田中さん「ここでは、定期的に料理のイベントもやってるんですよ~今日も16時からあるので、ぜひ覗いていってください!」

村瀬「なんだか、家庭科の調理実習みたいですね~」

自習スペースはロビーにあり、図書室というよりはお昼休みの教室のような環境です。


みんなで楽しめるテーブルゲーム、さらには卓球台も揃っていますよ!もちろん自由に使えます!

一人ひとりが自分のやりたいことに打ち込む中に、Youth+ワーカー(職員)が関わっていくことで、人と人との繋がりをつくり、輪を広げるサポートをしています。

2つめは、【社会参加の促進を図る】こと。
Youth+センターの利用者に街づくり活動などのボランティアに参加を呼びかけて、地域社会との繋がりをつくるサポートをしているのだそうです。

3つめは、【自立支援のサポートをする】こと。
このビルの2階は、進路や仕事のことなどの相談ができる、相談専用フロアとなっています。
この「さっぽろ若者サポートステーション(サポステ)」では、悩みを抱える若者達の進路サポートやこころのサポートをしています。

こちらにはキャリアコンサルタントなどの資格を持ったプロの相談員が在籍していて、専門家が就労に向けた様々な相談に乗ってくれます。
実際に、毎月30名近くの利用者が就職先を見つけているんだそうです。
相談に乗ってくれる人がいると、とっても心強いですよね!


みなさん優しそうな顔~!こうして似顔絵があると安心できますよね。


ここでハローワークの求人も検索できます。
なかなかハローワークには行きづらい、という方にもうれしいスペースです!

みんなで決めて、みんなで作るYouth+!

そんなYouth+センターの最大の魅力は、なんといっても居心地のよさ!
利用者とYouth+ワーカーとの距離が近く、なんでも話せるし意見も聞いてもらいやすい環境なんです。
例えばロゴマーク。


このマークは、利用している若者達から施設の印象やイメージカラー等の意見を集めて制作されました。

ロビースペースも若者たちの声を聞いてより心地よい空間になるように模様替えをしているそうです。
Youth+センターによく遊びに訪れるという利用者さんたちにお話を聴くと、

「気軽に遊びに来られる」
「意見を聞いてもらえるのが嬉しい」
「職員さんがみんなフレンドリー!」
「居心地がいい!」

と笑顔で話してくれました。
こうしたいな、こうだったらいいな、が実現すると嬉しいですよね!

「やりたい」を「できる」に!あなたの居場所

それがYouth+センターのポリシーなのです。

ちなみに、お話を聴いたうちのお一人はなんと、センターに来るようになってまだ3日なのだとか!
Youth+ワーカーの方々とも家族のように打ち解けていたので驚きでした。
ここは利用する方が自然体でいられる場所なんだなぁと、あたたかい気持ちになりました。

ガチンコ料理会!?に参加してみた!

利用者さんともすっかり打ち解け、寛いでいると受付に気になるお知らせを発見!

そう、これこそ先ほど副施設長の田中さんが教えてくださった料理イベント、その名も「ガチンコ料理会」…ガチンコ!?
しかも作るのは…い、い、いちご大福……だ…と…?!
しかもしかも、材料費200円って…!コスパ良すぎますね。
せっかくなのでこちらも見学させていただきました。

この日参加していたのは、小学校低学年くらいの男の子から高校生の女の子、そして職員さんを含めて総勢10名ほど。
楽しそうに作っているのを見ていると、何やら様子のおかしい村瀬さん。

村瀬「ふーん…」

ほりけん「?」

村瀬「あの…」

ほりけん「どうしました?」

村瀬「これ持っててください!やってきます!」

ほりけん「あっ、はい…」

取材のノートと、見学のときにいただいたパンフレットをほりけんに丸投げし、そくささと手を洗って臨戦態勢。
スイーツ好きの血が騒いだのでしょう…!

ここから先は、見学のほりけんが様子をお伝えします。


いちごをあんこで包み、あんこの”玉”を作っていきます。
なかなか難しそうな作業に見えるのですが、参加者の皆さんは手際よく作っていきます。


なんと、大福の皮まで手作り!これは本格的…!


大福の皮に、先ほど作ったいちご入りのあんこ玉をくるっと包めば…


いちご大福の完・成・!

村瀬「ほんの少しお手伝いしただけなのにこの充実感!誰かと一緒に料理するのって本当に楽しい~!」

ほりけん「だんだん大福を包む手がプロ化してきていましたね…」

村瀬「学生達に混ざってついはしゃいじゃいました(笑)」

料理を作る、という体験ももちろん素晴らしいですが、それ以上にみんなで楽しく会話をしながら作っている様子が本当に微笑ましかったです!

「ガチンコ料理会」を見学(というか体験)させていただき、お世話になった皆さまにご挨拶をして取材終了となりました。

村瀬「いやー楽しかったですね!」

ほりけん「ちょっとお話だけ聞いて…というつもりが、居心地良くて結局2時間も長居しちゃいましたね(笑)」

村瀬「こんな施設があるなんて、学生時代に知っていたら絶対来てたのに…!」

11月4日「センター祭」のお知らせ!

そんな笑顔溢れるYouth+センターのお祭りが、11月4日(日)にあります!

利用者の方が企画し、大いに楽しむお祭りです!

みんなの願いが集まった、とーーーっても楽しいお祭りです!
盛り上がること間違いなし!!
ご興味のある方はぜひぜひ、この機会に足を運んでみてください!

■札幌市若者支援施設「Youth+(ユースプラス)」
住所:札幌市中央区南一条東2丁目大通バスセンタービル2号館1階
アクセス:市営地下鉄東西線 バスセンター前駅 3番出口からすぐそば
HP:http://www.sapporo-youth.jp/
※各センター:Youth+アカシア(北24条)、Youth+ポプラ(白石)、Youth+豊平、Youth+宮の沢


サツッターでは、取材の依頼を皆さまから募集しています!
詳しくは、以下のリンクをご確認ください。

http://satsutter.com/request

そのままで、ホームページ、大丈夫?
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一人旅エッセイスト

#旅 #カフェ #コンサドーレ 25歳5ヶ月で47都道府県制覇。旅先で食べ歩いたご当地グルメは数知れず、おすすめ飲食店を聞かれればだいたいお答えできます。でも、一番好きな街はやっぱり札幌。愛する我が街の名を、コンサドーレの遠征先で叫んでいます。そんな27歳男子。札幌のカフェを応援するメディア「A Day in the Cafe」を運営中。

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