4プラ50年のポスター展に行ってみた
2021年9月で開業丸50年となった商業ビル4プラが2022年1月末に閉館します。
ちょっと寂しい気持ちから7F自由市場を久しぶりに見ておこうかと思い足を踏み入れてみると、4プラ50年のポスター展が入場無料で開催されていました。
2022年1月末閉館の4プラ
4プラ閉館のニュースを知った時、4プラはいつの時代も10代から20代が中心の商業ビルで、あまりそういうことを気にしない私でも年齢とともに自然と行かなくなっていて、ここ数年は4階の100均に行く程度でしたが、そんな私でも一抹の寂しさを覚えました。そう感じたのは、たぶん私だけではないと思います。
閉館の理由は耐震問題などビルの老朽化で、確かに建物の古さは感じていたので納得はできますが、多少の館内リニューアルがあってもほぼその姿を変えていない4プラには思い出があり、特に7F自由市場は一時期好きでよく行っていたこともあって、なくなるとなると寂しいものです。
あるのが当たり前で、もう何年も足を踏み入れていなかった自由市場。
最後になるなら見ておこうという気持ちになりました。
そんなわけで、自由市場目的で4プラに行きましたが、エスカレーターで7階まで行った時、最初に目に飛び込んできたのがポスター展でした。
こういうのは是非見ておきたいタイプです。
4プラ50年のポスター展
4プラは50年でも、私にとっては10代からなので50年すべての記憶はないですが、毎年毎回、これらのポスターは、私の視界に入っていたことがあるはず。でも当時の私は素通りするだけでした。
改めて見るとその時代その時代のデザインの変遷が面白いですね。
コピーも面白いです。
記憶のどこかに残っているポスターもあり、懐かしさも感じました。
思い出の4プラ自由市場
当初の目的だった自由市場の雰囲気は、狭い空間に雑貨店や洋服の店などがギュッと詰まっていた記憶があるのですが、思ったよりさっぱりとした印象になっていました。
コロナの影響か、閉館の影響か、お店が減ったのかもしれません。
喫茶店もなくなっていました。
でもエスカレーターから降りてくぐる緑のアーチと全体の雰囲気は変わらないままでした。
変わらないというのは思い出と連動して、これがまたノスタルジックな気持ちになりますね。
地下2階のポスター展
帰るために地下2階まで降りると、そこでもポスター展をやっていました。
7階と地下2階の2か所開催なんですね。
つい最近まで営業していた喫茶店「にしりん」の場所で開催されていました。
ここでは4プラとにしりんの歴史を知ることができます。
ポスターは7Fのものより更に前の時代のものが展示されていました。
にしりんの歴史は4プラが建つ前からで85年の歴史があるんですね。
その歩みについても、喫茶店で使われていた道具や食器とともに展示されていました。
85年となると、ここに思い出があるのはほぼ全世代に渡りますね。
再開発が進む札幌
札幌市内は再開発が進んでいて、いろんな所で解体と建設が行われています。
4プラ隣の商業ビルピヴォも来年中に閉館し建て直すと聞きましたし、札幌駅エリアではエスタやパセオも新幹線の関係で閉業解体すると聞いています。
少しずつ変わりゆく街並みに寂しさはありますが、あえて、どのような街になっていくのか進化する札幌を楽しみにしたい、そんな気持ちでいようと思います。
なので残り約ひと月となった4プラも、解体して今度はどのような形になるのかは分かりませんが、札幌の中心に位置するここに何ができるのか、楽しみにしたいです。
思い出をありがとうね、4プラ。
はっぴいえんど。
4丁目プラザ
札幌市中央区南1条西4丁目
はっぴいえんど 4プラ50年のポスター展
https://www.4pla.co.jp/news/detail/2476