感動の一杯!「室蘭ラーメン “なかよし 中央町支店”さんで正油チャーシューメンを食べてみた」- マスオ。の、リアル孤独のグルメシリーズ!Vol.6 -
北海道を一人で歩き回る孤独の旅好きライター、マスオ。今夜は室蘭でおいしいグルメを探し歩いていたら、たまたま見つけたラーメン店で感動の一杯に出会いました。
室蘭でたまたま見つけたラーメン店「なかよし 中央町支店」さん
室蘭に到着したのは19時過ぎ。晩御飯を食べなければと思うも、蔓延防止等重点措置もあってか、やっているお店が少ない。何を食べたいのかと言う前に、そもそも開いている店がないのであれば、選んでいる場合でもない。とにかく開いている店を見つけて何か食べなければ、晩御飯難民となってしまう。
室蘭駅周辺の商店街あたりを回ってみるが、ほとんどシャッターが閉まっている。時短営業で閉めているのもあるのだろうが、様子からすると、そもそもがシャッター街となっていて閉まっているように見える。製鉄のまちとして栄えてきた室蘭も、かつての繁栄はなく、寂れた感が否めない。
入り組んだ道を右に左に回っていると、一軒のラーメン店が暖簾を掲げていた。
「まだ大丈夫ですか?」と聞くと「時短ですが、まだ大丈夫ですよ。どうぞ。」と私を迎え入れてくれた。
今日は、ラーメン店 なかよし中央町支店さんで晩御飯にありつくこととしよう。
大将のプロ意識を強く感じる「感動の一杯」
半コの字をしたカウンターのみの店内。大将と従業員の男の子の2人で切り盛りされているようだ。カウンターの端っこに座り、水を口にしながらメニューを見る。
・みそラーメン
・正油ラーメン
・塩ラーメン
・大盛ラーメン各種
・チャーシューメン各種
・大盛チャーシューメン各種
・ライス
・お酒
・ビール
・コーラ
なんとシンプルなメニューだ。地元、福岡のラーメン屋を思い出させてくれる。
私の今の気分は正油にチャーシューだな。「正油チャーシューメンください。」
カウンターから見える厨房は、見事なまでに美しい。無駄なものが一切なく、汚れている様子も一切ない。キレイすぎて、大将がラーメンを作っている姿に全集中してしまう。そして、大将と男の子の二人の連携が素晴らしい。それぞれが一切の無駄もない動きで手際よくラーメンがつくられていく。大将と男の子には会話もなく、以心伝心でお客様へ一杯のラーメンを届ける。そんな気持ちを強く感じる。
「お待たせしました。正油チャーシューメンです。」
目の前にきたラーメンは、とても美しい。こんなにも美しいラーメン、久々に見た。
スープを一口飲むと、スッと体に染みこんでいく感じがした。とてもキレイなスープだと思う。雑味や無理矢理に味を出した感がなく、素材のうまみだけでまとめられてとてもキレイな味だ。
チャーシューも絶品。とろとろのしっかりと味のついたチャーシューだが、口に入れて噛むとさらに味が染み出してくる。舌の上でとろけさせることもできるが、私はこのチャーシューをあえて咀嚼しながら味わいたい。チャーシューだけでも満足すぎるおいしさがある。キレイなスープとの相性も抜群で、一緒に食べるとさらに奥深い味となる感じがする。
あまりの美味しさに一心不乱に食べつくした。何も考えなくていい。このラーメンと全力で向き合いたい。そう思いながらスープの最後の一滴まで食した。
食べ終わった後の満足感に浸りながら水を飲む。厨房で寸胴鍋をかき混ぜる大将の背中がとても大きく見えた。
ごちそうさまでした。
なかよし中央町支店さん、美味しい正油チャーシューメンをありがとう。
またきます。
室蘭ラーメン なかよし中央町支店
北海道室蘭市中央町3-4-7
0143-24-6556
営業時間
[火~土]11:30~23:30
[日]11:30~20:30
定休日:月曜日
TV東京の人気ドラマ『孤独のグルメ』を愛するライターマスオ。が、リスペクトを込めて五郎さんの気分で北海道のグルメ店を食べ歩く!マスオ。のリアル孤独のグルメシリーズ!前回までの記事を読む