美味!こだわり十割そばと鳥天「板そば なみ喜」でランチしてみた
「暖簾の汚れているお店は美味しい証拠」みたいな言葉がありますが、繁盛しているからこそくぐる時に手でめくる回数が多いからだと思っていたら「江戸時代はオシボリなんか無いので手づかみで鮨食った客が退店時に暖簾で手を拭くから」という由来にゲー吐いちゃいそうになる9進法と申します。
蕎麦屋の暖簾にある崩しまくった3文字の「きそば」って「“む”に濁点」という反則を使ってまで「読めるなら読んでみろ」の挑発姿勢ですが、こちらの店舗の看板はちょっと馬鹿っぽい丸文字チックな平仮名で「おそば」と書いてくれているので僕でも読めました。
板そば なみ喜 篠路店
札幌市北区篠路1条1丁目2-5
営業時間 11:00~20:30 (木休)
本店がJR八軒近くにありますがどちらも相当な人気店。昼前後の訪問ですんなり座れたことがありません。本店よりも席数も駐車場も断然多い篠路店さんですが、それでも13時過ぎでも満席状態。
更科、二八、十割、外一と蕎麦にも色々ありますが、コチラのお店はご主人のコダワリが詰まった十割そば。つなぎ(小麦粉)を一切加えない蕎麦粉100%で出来ています。通常その場合、端的に言うとぼそぼそ寄りの食感になるのですが、なんとむしろツルツル。どういう製法なのか疑問ですが、並々ならぬ研究の末に独自に確立したオリジナル蕎麦が楽しめます。
なみ喜さんといえば「板そば」が有名。並盛りでも、ざる蕎麦の1.5倍のボリューム。
そしてコレを目当てのお客さんが多数の「鳥天」。これがすごい。かなり大ぶりの鶏肉天ぷら3枚+野菜天2種。どちらも楽しみたい時の呪文をお教えします。
「さーせん。鳥天、板で」
ココに来たからにはどうしてもざる蕎麦じゃなく板そばスタイルで食べたい!そして看板メニューの鳥天も外したくない!その張りに張った食い意地を満たす為に朝食抜きました。お店の説明書きになんと自ら「すばらしい十割そばに仕上がっています」と豪語するだけあって、風味豊かな平打蕎麦。甘めのかえしで調合されたつゆも美味。鶏肉は胸肉を使用しているので脂っこ過ぎなくて蕎麦とも相性良しです。
結論:和食の巨頭、夢の共演
和食3巨頭といえば「鮨・天婦羅・蕎麦」で間違いありませんね?はい異論は聴こえません。今回食したのは、最大公約数的に言うならば「天せいろ」ということになると思うのですが、つまりなんと巨匠が2人も揃っているわけです!言うなれば和食界のカツカレー!音楽界のCOMPLEX(これは異論を認めます)!とことん腹をすかせて行ってみて頂きたい、お気に入りのお店紹介でした。