鬼斬り!最新コンビニおにぎり色々食べてみた
他人の家のおにぎりは可能な限り食べたくない9進法と申します。
先日、サツッター編集部が記事にしていたローソン&HTBコラボおにぎり。気になって買ってみたんです。その流れでコンビニおにぎり情報をチェックしてみると、どのチェーン店からも新作が続々と発売されているじゃないですか。「えぇ?おにぎりに対してまだそんなにアイデア残ってる?」と疑問を持ったので数日かけて“おにぎりパトロール”をしました。
ローソン「鮭ときんぴらのおにぎり」
2021年のTV企画『シェフ1グランプリ』で見事優勝した下國シェフ監修。フレンチの名店「コートドール」の元料理長ということで、なんらかのフランス料理テイストを持ち込んだ例えば“カモ肉のポワレのライスボール、アメリケーヌソースの調べに乗せて”みたいなおにぎりを期待したいところでしたが“鮭ときんぴらのおにぎり”という割烹着丸出しの和食そのものの具材チョイスでした。
せっかくの大物フレンチシェフとのコラボだったのでもう少し斬新さが欲しかったことは否めません。
セブンイレブン「スパイスカレーの魯肉飯おにぎり」
只今「カレーフェス」と銘打ったキャンペーン中のセブンイレブンさんにて2/28に発売されたこちら。アルピー酒井さんがめちゃくちゃ旨い店だと言っていたスパイスカレーの『魯珈』さん監修おにぎりです。
魯肉飯の「飯」の部分をドライカレーにして肉と混ぜてみたもので美味しかったですが、あえておにぎりのスタイルにする必要は無かったんじゃないかなぁという気も。個人的には「ルーロードライカレー弁当」としてモリモリとスプーンで食べたかったいというのが正直な感想です。
セイコーマート「大きなおにぎり ラー油入りきくらげ」
ホットシェフの“大きなおにぎり”。その名の通りのボリューム感で安定の人気を博していますが、そこに2/21より新登場したのがこの「ラー油入りきくらげ」。香味があってこれまたおいしかったです。ただ、新発売するほどの目新しさはないというか、なんなら昆布の佃煮でいいんじゃないかというか。「昆布とは全然ちがう!きくらげの佃煮って所に意義があるんだよ!」というきくらげガチ勢の人には嬉しいおにぎりかもしれません。
ファミリーマート 「たらこ昆布」
今回最大の衝撃作、ファミマさんからの新発売がコレ。おにぎり頭頂部は生のたらこがムギューと押し込められて角代わりにされており、一般的におにぎりの具材がある中心部には“昆布のたらこ和え”が鎮座しているというタラコマトリョーシカ!せっかくたらこを和えてくてれいるものの、相手が昆布の佃煮なのでどうしても味付けや歯ごたえに紛れて負けてしまっています。
結論:定番には定番たる訳がある
おにぎりなんて昔話に登場するくらいに、食べ物としての歴史がハンパないわけですよ。なので定番と呼ばれて現代まで生き残っている猛者たちは最強軍団なのは間違いなし。ゴリマッチョなわけです。
今回フェアやコラボなどの新発売おにぎりを試食したうえでの個人的な感想としては、定番の牙城を崩して食い込んでくるのはなかなか厳しいかなと。ただ、その長い歴史においても「チーズおかか」や「スパムおにぎり」のような新星が現れた例もあるわけですから、これからも各コンビニメーカーさんのチャレンジ精神を見守りたいと思います!