【エスコンフィールドHOKKAIDO】折れたバットがクラフトビールの香りに!?11月22日より数量限定で提供開始

2025年11月23日 16:00 10 Views
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サツッター編集部

折れたバットが、そのままクラフトビールの香りになる。そんなちょっとワクワクする一杯が、エスコンフィールドHOKKAIDOに登場します。球場内のクラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」で、北海道日本ハムファイターズの選手が実際に使っていたバットをアップサイクルした「そらとしば シーズナル#16 バットエール2025」が、2025年11月22日(土)から数量限定で提供されます。

折れたバットが香る「そらとしば シーズナル#16 バットエール2025」

「そらとしば シーズナル#16 バットエール2025」は、北海道日本ハムファイターズの選手10名が使用していた折れたバットをアップサイクルしたクラフトビールです。「そらとしば バットビールプロジェクト」として、一部の工程をファンと一緒に行いながら仕込みまで進めた一本で、ビアスタイルはフリースタイルライトエール。バット由来のウッディで爽やかな香りが楽しめる仕上がりです。

バットを提供した選手は、野村佑希選手、矢澤宏太選手、清宮幸太郎選手、郡司裕也選手、水野達稀選手、五十幡亮汰選手、水谷瞬選手、山縣秀選手、万波中正選手、フランミル・レイエス選手の10名です。

製品概要

名称発泡酒
製品名そらとしば シーズナル#16 バットエール2025
ビアスタイルフリースタイルライトエール
原材料大麦麦芽・小麦麦芽・ホップ・ウッドチップ
アルコール分5.0%
販売価格レギュラー(420ml)900円、レギュラープラス(510ml)1,100円
販売場所そらとしば by よなよなエール
提供期間2025年11月22日(土)~未定

日本唯一の「バットビールプロジェクト」とは

「そらとしば バットビールプロジェクト」は、北海道日本ハムファイターズの選手が使用した破損バットを、クラフトビールとキーホルダーにアップサイクルする試みです。初開催となった2024年は、原料となるバットを加工するイベントに定員の20倍にあたる約400名の応募が集まり、大きな反響がありました。

好評を受けて、2025年はプロジェクトの規模を拡大。イベントの参加定員は昨年の2.5倍となる50名に増員し、使用するバットの本数も6本から10本へと増やして実施されています。

日本のプロ野球や大学野球では、年間およそ10万本以上の木製バットが使用されているといわれ、その多くは箸や箸置きなどに再利用されています。そのなかで、プロ野球の使用済みバットをビールの原料として活用する取り組みは、日本で唯一の試みとされています(2025年10月時点・自社調べ)。アップサイクルの新しい形として、ファンが楽しめるプロジェクトになっています。

バットの香りを生かしたエールビールと醸造の工夫

破損したバットは、ファイターズファンと一緒に細かく加工してから、水蒸気蒸留という方法で香りの成分を取り出し、ビールに使用します。バットに使われる木材自体は香りが強い素材ではありませんが、蒸留することで香気成分を効率的に抽出し、ビールに加えることができます。こうして、バット由来のウッディで爽やかな香りを感じられるエールに仕上げています。

完成したビールは、「そらとしば シーズナル」シリーズ第16弾として提供されます。昨年の好評を受け、生産量は前回の1.5倍に増やして用意される予定です。

開発ブルワーの村田稀水さん(ニックネーム:まれみん)は、「スッキリドライで飲みやすく、何杯でも飲めるような味わいです。バットの爽やかな香りとともに、今シーズンの選手の活躍を思い出しながら飲んでもらえたらうれしいです」とコメントしています。

ファン参加型で進むアップサイクルのプロセス

ビールが完成するまでには、ファンが参加するいくつかの工程があります。

まず、2025年9月27日(土)にはファイターズファンとともに、ビール醸造に使いやすくするための加工作業が行われました。昨年の2.5倍となる50名が参加し、そらとしばのスタッフと一緒に、選手が実際に使用していたバットの汚れや塗装を落とし、のこぎりや鉈を使って加工しています。

その後、加工した木材から水蒸気蒸留で「芳香蒸留水」を取り出し、ビールに添加します。この工程で、バットの香りをビールに移していきます。水蒸気蒸留の様子や仕組みも紹介され、香りの抽出がどのように行われているかを見ることができます。

香りを抽出した後に残ったバットの端材は、キーホルダーやビールサーバーのタップハンドルとして再利用されます。キーホルダーは、2025年11月8日(土)に予定されているビールの先行開栓イベントの参加者へのプレゼントとして配布される予定です。また、グリップ部分はタップハンドルとして生まれ変わり、そらとしばの店内に登場します。

香り抽出後の木材でできたキーホルダー(2024年のもの)
グリップ部分を使用したタップハンドル(2024年のもの)

キーホルダーへの加工は、北海道産木材を使ったバットづくりなどを行う「一般社団法人日本野球の杜」(北海道北広島市)の工房で、ファンと一緒に実施されています。2024年のプロジェクトで生まれたキーホルダーやタップハンドルも紹介されており、バットがさまざまな形でアップサイクルされている様子が分かります。

サツッター編集部のひとりごと

推し選手のバットがビールとキーホルダーになるって、もはや記念グッズと晩酌が一体化。エスコンに行ったら、ちょっと一杯...だけじゃ済まないかも。(コメント:編集部 SHIHO)

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