4プラ跡地 札幌大通地区のオフィス・商業複合ビル「(仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画」に本格着工

2023年6月26日 18:00 165 Views
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サツッター編集部

4丁目プラザの跡地の開発計画が発表されました。


本計画は、札幌市内有数の繁華街である南1西4スクランブル交差点(4丁目十字街)に面していたファッションビル「4丁目プラザ(以下4pla)」跡地の開発事業です。札幌市営地下鉄南北線、東西線、東豊線の3路線全てが乗り入れる「大通」駅に直結する立地に、鹿島の企画・開発・設計・施工により、地上13階・地下2階建、延床面積約5,700坪のオフィス・商業複合ビルを建設します。竣工は2025年1月の予定です。

開発コンセプト

「Sapporo 4th place ~自由な価値観・ライフスタイルを育む新しい活動の場へ~」

本計画地には、大通公園を中心に人々の多様な活動を受け入れるおおらかさがあり、当地で長年営業してきた「4pla」は、商業の中心地で若者文化を牽引する先駆的商業施設として支持されてきた歴史があります。

本計画では、こうした歴史を継承しつつ、札幌大通地区のシンボルとなる新たな活動の場を生み出します。具体的には、生活する場所<1st place>、働く場所<2nd place>、交流・休憩する場所<3rd place>といった既成概念に捉われず、個人から企業まで大小さまざまな主体が集まる「自由な価値観・ライフスタイルを育む新しい活動の場<4th place>」を創出します。

施設構成イメージ

本計画の特徴

札幌大通地区に新たなにぎわいと魅力を創り出す、地下・低層部商業施設

地下1階から地上3階までは商業施設です。地上階の商業施設は、市民や来街者がにぎわいを感じられるように、主要道路である南1条通と札幌駅前通に面する位置に配置します。

地下1階は、さっぽろ地下街ポールタウンと接続する計画としており、地下鉄「大通」駅から天候に左右されずにアクセスできます。個性豊かな飲食店舗を誘致し、札幌ならではのにぎわい溢れる地下空間を実現します。

市民・来街者・ワーカーが集い憩える「まちのリビング」

地上1階と3階には、誰もが気軽に過ごせる「まちのリビング」を設置し、市民・来街者・ワーカーそれぞれに魅力あるスペースを提供します。

1階「まちのリビング」には、休憩やカフェ利用、市電待合など利用者が思い思いに過ごせるように、札幌市電「西4丁目」駅の正面にカフェを併設したスペースを設けます。

3階「まちのリビング」には、木材や植栽の温かみを活かし、冬季でも公園のように気分転換やリラックスできる空間を生み出します。3階外周を半屋外テラスとし、利用者に多様な居場所を提供するとともに、交差点に対して施設のにぎわいを表出します。

多様なテナントニーズに応え、自由な働き方を支えるオフィス

地上4階から13階は、1フロア約300坪、延べ面積では約3,000坪と、札幌大通地区で最大級のオフィスプレートを提供します。1フロアは最大7区画に分割可能(最小貸出し面積約27坪)です。大小さまざまなオフィステナント需要に対応することで、入居テナントの専有部効率化やコスト削減に寄与します。天井高さは2.8m、OAフロア高さは100mmです。オフィスエントランス階(地上1階、3階)に「まちのリビング」を設置することで、ワーカーの自由な働き方を支援します。

札幌大通地区のにぎわいを承継する「プリーツ・ファサード」

札幌市第2次都心まちづくり計画における、札幌駅・大通駅を中心とした「都心強化先導エリア」と狸小路を中心とした「都心商業エリア」が重なる場所に位置する建物計画として、外壁には緩やかな凹凸を持つ「プリーツ・ファサード」を採用します。「プリーツ・ファサード」は、見る方向により建物の表情に変化をもたらします。大通公園側からは端正で透明感ある表情を、反対方向の狸小路側からは壁面とガラスのパターンにより、連続するまちのにぎわいを醸成します。また、歩行者に対して商業施設のにぎわいを効果的に伝えることが期待されます。

カーボンニュートラルに向けた環境への取組み

建築物省エネルギー性能の向上を目指し、オフィス執務室ではLED照明や昼光センサーによる適正な照明照度補正を行うほか、CO2濃度による外気量自動制御機能などを有する高効率空調システムを導入します。またオフィス外装には、開口部にLow-E複層ガラスを採用し、外気や日光の影響を受けやすい窓際スペースの熱負荷を低減します。これらの効果により、同水準の標準的な建物と比べて、一次エネルギーの年間消費量を50%以上削減でき、オフィス部分を対象に「ZEB Ready※1」認証を取得予定です。

その他、既存地下躯体の一部利用や内装への木材活用など、建物計画におけるCO2削減に取り組みます。

※1 ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物。ZEB Readyは、ZEBを見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物であり、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物と定義される

構造計画・BCP対策

建物の構造には、制震構造とともに鹿島式ストレート梁工法※2を採用します。またBCP対策として、オフィス執務室などに連続72時間給電可能なビル用の非常用発電設備の設置や、非常時の利用を考慮した受水槽・排水槽の容量確保を計画しています。その他、大地震発生直後の建物被災状況を即時に把握し、建物内にいる方の避難の要否を迅速かつ的確に判断できるよう、建物安全度判定支援システム「q-NAVIGATORⓇ」を導入します。

※2 鉄骨梁の耐力・変形性能を大幅に向上しつつ、柱際の設備設置スペースを確保できる工法

大規模災害発生時における帰宅困難者対策

低層階共用部は、帰宅困難者約100名の受け入れが可能であり、地下の防災備蓄倉庫(3日分の飲食物提供が可能)の設置と合わせて、有事の際に一時滞在施設として機能します。

建築工事における品質向上への取組み

施工にあたっては、鉄骨溶接工事に溶接ロボットを使用するなど、機械化・自動化を進めます。また、BIMを基軸とした建物情報のデジタル化、現場内モニタリングシステムなど様々なICTツールの活用により、詳細な仕様決定や図面上での不整合解消等の迅速化、工事進捗や施工品質管理の高度化を実現します。施工中に蓄積したデータは、竣工後の建物管理に引き継ぎ、維持管理の合理化、省力化に活用します。

開発段階における、路面へのにぎわい創出の取組み

株式会社ヘラルボニー(岩手県盛岡市、社長:松田崇弥)と協働して、主に知的障害のある北海道出身アーティストの作品を工事現場の仮囲いに展示します(2023年7月予定)。展示作品は、仮囲い撤去後に洗浄・加工し、館内の一部什器に再利用する予定です。

計画概要

事業主         鹿島建設株式会社
所在地札幌市中央区南1条西4丁目
主要用途地下1階~3階:飲食・物販・サービス店舗 1,720㎡ (520坪)   4~13階:オフィス 9,936㎡ (3,005坪)
敷地面積1,472㎡ (445坪)
延床面積18,840㎡ (5,699坪)
構造規模鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、地下2階・地上13階建
交通市営地下鉄南北線・東西線・東豊線 「大通」駅徒歩1分地下直結札幌市電「西4丁目」駅徒歩1分さっぽろ地下街ポールタウン直結
駐車場31台(機械式)
非常用発電機750kVA(防災用+保安用)
設計・施工鹿島建設株式会社
工期2023年3月着工、2025年1月竣工(予定)、2025年春頃開業(予定)

オフィス貸室概要

貸室面積  4-5階:987㎡/階 (298坪/階)  6-10階:994㎡/階 (300坪/階)11-13階:996㎡/階 (301坪/階)
天井高さ・OA床高さ天井高さ:2,800mm、OA床高さ:100mm
照明計画全館LED、机上面照度500lx
コンセント容量60VA/㎡
受電方式高圧1回線受電
空調方式空冷ヒートポンプパッケージマルチエアコン(寒冷地仕様)
換気方式換気性能:30㎥/h・人
消火設備全館スプリンクラー対応

※   本資料中の記載・イメージパースについては、計画段階のものであり、今後変更が生じる可能性があります。

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