a petits pas.でグルテンフリーお食事プレートを食べてみた

2017年6月25日 21:16 2,610 Views
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フリーライター/WEBショップオーナー

札幌市東区の「a petits pas.(アプティパ)」は、食に対する意識の高いカフェです。同じ東区民としてときどき食べに行っていたお店ですが、今回あらためてオーナーのさちえさんにお話を伺ってみました。 アプティパのエントランススペースは、不定期でイベント開催アリ。この日は「サハラ砂漠のオアシスの町のかごバッグ&ヨルダンのフェアトレード雑貨祭り」。

食に対する真っすぐな、変わらないスタンス

2009年のオープンから変わらないコンセプトは、「オーガニック・卵と乳製品不使用・フェアトレード」。つまりアプティパでは、オーガニック食材と道産素材を中心に、卵・乳製品・動物性タンパク質・白砂糖は使用せず、フェアトレード食品を採用したメニューを提供し続けてきました。具体的には、2週間ごとに内容の変わる季節野菜をふんだんに使ったお食事プレートが2種類、スイーツプレートが2~3種類、そしてフェアトレードの有機栽培コーヒーや紅茶などのドリンクメニューです。 このブレない3本柱に新しく加わったのが、グルテンフリーという概念でした。このグルテンフリーとはグルテンを使わない食事方法のことで、具体的には小麦や大麦などのタンパク質を摂らないこと。アレルギーを引き起こす可能性のあるグルテンを摂らないことで体の調整が良くなった、という体験者の口コミから広まったブームでもあります。

小麦粉から米粉へ、グルテンフリーへの道

昨年、北海道では第一号となる「米粉マイスター・インストラクター」の資格を取得したさちえさん。そして小麦粉の代わりに米粉を使った新しいメニューを開発して、グルテンフリーメニューがスタートしました。 「米粉を使おうと思ったのは、小麦アレルギーの人が増えたのがきっかけです。はじめは身近な人たちのために、米粉を使ったお料理の試作からはじめました。でも独学では限界があったので、米粉マイスター協会の資格を取る流れになりました」と。 現在では毎月アプティパで米粉講座を開講し、「米粉っておいしい!」「思ったより米粉料理は簡単に作れるんですね」と受講者から好評だそう。小麦アレルギーのお子さんを持つお母さんたちからは、「米粉を食べなかった子どもが、講座のレシピで作ると食べました!」とうれしいコメントも。 「米粉はとても奥が深くて、お米の種類によってもっちり感が出たり、ふんわり焼き上がったり、と出来上がりのバリエーションが幅広いんです。あと小麦粉から米粉に替えてから自分の体調も良くなったので、やっぱりお米は日本人の体に合っているんだなって実感しています」とさちえさん。

美味しく食べて、心と体が整うカフェ。

選べるお食事プレートは2週間ごとに内容変更。この日の別メニューは、米粉とお豆のカレー&道産特別栽培玄米。 この日私がオーダーしたお食事プレート(1,400円)は、季節野菜とお豆のスープ・米粉パン・彩り野菜の付け合わせ3種類、選べるドリンクでした。じっくり煮込んだやさしい味のスープ、ざっくりしっとりとした触感の米粉パン、素材の味を引き出した3種類の野菜、どれも味わい深くて愛情が感じられるものばかり。食べるって何だろう、なんて普段は気にもしないあたり前のことに癒されながら向き合える、とっておきのカフェです。 Cafe a petits pas. 札幌市東区北28条東17丁目3-7 tel. 011-776-6332 火~土曜日 11:00~19:00 日曜日 11:00~17:00 月曜&第3日曜定休 http://apetitspas3.web.fc2.com 店内はフレンチアンティーク風の落ち着いたスペース。さちえさんがフランスに住んでいたころに集めた、お洒落なインテリアがあちこちにディスプレイ。
Web業務、もう嫌だ。大丈夫、シュシュがいます。
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フリーライター/WEBショップオーナー

フリーライター歴20年くらい。国内外問わず旅が大好きで、最近は中東ばかり行ってます。 「中東雑貨のセレクトショップ CHAKA」のオーナーをやりつつ、染色家、アカシックレコードリーダー、グリーフケアセラピストとしても活動しています。

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