札幌の“ガチ中華”!「中国料理 季香園」で青椒肉絲を食べてみた

2023年2月17日 11:00 3,256 Views
アバター画像

札幌生まれ札幌育ち多分このまま札幌骨埋め

世界3大料理と呼ばれているフランス・中華・トルコ料理で、まともに相手の目を見て食べたことがあると断言できるのは中華料理だけの9進法と申します。あとはフランスパンと屋台のドネルケバブだけです。

「中国料理 季香園(きこうえん)」

札幌市中央区南9条西13丁目1-54
営業時間 11:00〜15:00、17:00〜23:00 (水休)
URL https://www.kikouen.net/

「町中華」「ガチ中華」とは

2022新語・流行語大賞にノミネートされて一躍世の中に流布された造語「ガチ中華」という言葉遊びですが、これ捉え方ムズいっすねー。

2021発刊のタウン誌 食い意地が張っていてこういう雑誌が捨てられない

今や札幌でも「ガチ中華」と呼ばれる代表的お店の数々が、2年前の雑誌では「町中華」として掲載されています。つまり、数学的な記号で表すとこうなりますね。
     ガチ中華 ⊂町中華 (ガチ中華は町中華に含まれる)
また、巷で定義されていることを参照してみると...

町中華 :古くから地域に愛され続ける中華料理中心の大衆食堂の総称(チェーン店除く)
ガチ中華:日本人向けに味が調節されていない 本場の中国に近い料理を提供しているお店

らしいです。...曖昧だなぁ。僕なりに独断で再定義しますね。

何らかの町にあるんだから中華屋は全部「町中華」でいいじゃない。餃子の王将も旨いよ!? チェーン店も仲間に入れてあげてよぉ。押してあげてよぉ。(←欽ちゃん調で)んで、愛想の良いカタコト日本語のフロア担当おばちゃんが、厨房に入った途端に調理のおっちゃんと(え?...喧嘩してる?)くらいの声量の中国語でやり取りしてるのが「ガチ中華」くらいの大雑把が判りよくないすか?

ガチ中華は「赤と黒」のスタンダール的コーディネイトが主流

どかーんと赤が基調な店舗エクステリアが多い気がします
わざわざ天井の部材まで黒染めで説に信憑性が。
メニュー表も黒ベースが多い気が

何となくの経験上ですが、外観やメインカラーが黄色基調の中華屋さんって町中華らしさが。赤黒基調は“中華料理”というより“中国料理”っぽく感じてしまいます。ランチにおいて、定食が用意されているなら自分の場合は積極的にそこからオーダー。ちょっとした副菜やスープにお店の個性が出て楽しめます。

「青椒肉絲セット」¥850  青椒肉絲は“中華料理屋の名刺”だと思っております
おそらく中華の手法「油通し」で艷やかさと色鮮やかさが引き出されています

「青椒」はピーマン、「肉」は豚肉、「絲」は細切りを意味しますお店によってはオイスターソースを使い色味がそっちに寄ってしまいますが、どうすか? ピーマン・パプリカ・豚肉・筍などの素材のカラーリングを損なわないシャキ感が生きた炒め具合を堪能できる青椒肉絲。また卵スープは役割をわきまえた薄味。箸休め的なザーサイも美味く、「中華定食ってコレコレ」って気分にさせてくれます。

結論:食の世界ではとっくに日中平和友好条約を締結済

中国方面からの大勢の観光客って日本の食に魅力を感じて来てくれていますよね。また、日本人の多くは中国食文化に対してリスペクトを持っていると思うのですが、その観点ではすでに握手できてますよね。気球飛ばして偵察だとか、つまんねぇことやってないでAll You Need Is Love♪でいきたいものです。

そのままで、ホームページ、大丈夫?
アバター画像

札幌生まれ札幌育ち多分このまま札幌骨埋め

食べ呑み・外遊び・エンタメが生き甲斐の札幌人

このライターの記事一覧
サツッターのTwitterはこちら