赤レンガテラスの「バルテラス」でオシャレランチしてみた

2016年9月6日 22:30 5,486 Views
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一人旅エッセイスト

時計の針が12時ちょうどを指す。 数分前からそわそわしていた大人たちは待ってました!とばかりに仕事の手を止め、いそいそと席を立つ。 「今日はどうするー?」なんていう会話を同僚たちと交わしながらオフィス街を歩き、たまたま見つけた良さげな店に入る。 そして、満腹感と幸福感に満ち溢れた60分を過ごすのである…… 私が子供の頃想像していた、社会人のランチタイムというのはそういうものだった。 いや、何なら今でもそうだ。"そうであるべきだ"と、心のどこかで願っている。 ちなみに、私に突き付けられた現実といえば ・たまたま見つけた良さげな店(外回り中の車を停めやすそうなコンビニ)で ・(コンビニ弁当による)満腹感に満ち溢れた30分を過ごす というものである。 もう社会人も3年目になるとこのランチタイムに思うことも今さら特に無く、強いて言えば初めて行くコンビニで 「……ここも駐車場広いなぁ」 という"北海道あるある"の再確認をするくらいだろうか。華やかさもスマートさもあったものではない。 そんなコンビニエンスお昼ご飯で日々を生き延びている私に先日突如、おしゃれランチタイムの機会が訪れた。

札幌のオシャレスポット「赤レンガテラス」へ!

「とりあえず赤レンガテラス行くかー」 札幌駅で落ち合うなり、サラッとそんな提案が出来てしまう友人が憎らしい。 この日は午後から会社の研修。その前に札幌駅でお昼を食べる時間が出来たため、たまたま予定が合った友人2人とランチに行く運びとなった。 社会人になって初めて平日の昼にサツエキでランチ。 これだけで十分ドキドキなのに、よりによって”あの”赤レンガテラスだなんて… photo2263_2 友人の背中を見失わないようについて行き、辿り着いたのは赤レンガテラス3階の奥にある「バルテラス」と名付けられたコーナー。 6店舗が集う、早い話が「フードコート」である。めっちゃオシャレフードコートやんけ… photo2263_3 お店のラインナップは、中華・ラーメン・カレーなどバラエティに富みつつ、ランチに選びやすいカテゴリが多いのが嬉しい。 連れて来てくれた友人曰く、「中華料理 布袋」というお店がこの中でも特に人気とのこと。 なるほど確かに、フードコート奥に構えるお店の前にはお客さんの長蛇の列。 「忙しい昼時に、並んででも食べたい中華」 その様子を見るだけで、食べずして美味しさがわかるというものだ。 photo2263_4 「布袋」の唐揚げ&麻婆麺も非常に捨てがたかったが、この日はさっぱり系のメニューを欲していたため、お蕎麦屋さんの「蕎麦 HIKARI」をチョイス。 どれも魅力的なメニューの中から、お店一押し?の「海老天おろし蕎麦」をいただくことにした。 先に会計を済ませると、店員さんから手渡される"コレ"。 photo2263_5 フードコートではかなりの確率で使われているが、逆にフードコート以外ではまずお目にかからないコレ。 正式名称はなんというのだろうか。 フードコート需要のみで採算がとれるのだろうか。 というか、他に使い道はあるのだろうか… 少なくとも私が物心ついた頃から特に進化もせぬまま「呼び出し業界」を牛耳っているのには、何か秘密があるのだろう。 疑問は尽きないが、素性を明かすことの無いまま空腹の終わりを告げる幸せの音色を奏でることで、"コレ"は私たちの生活に入り込んでいるのである。 などとどうでもいいことを考えていると、私の蕎麦ができたらしい。 photo2263_6 何度でも言おう。 いちいちオシャレやな赤レンガテラスくん。なんだねそのトマトは。 このアーバンなオシャレランチを何食わぬ顔で食えるオトナになりたい。(上手いこと言った) ツルッと食感の良い蕎麦が大根おろしをまとえばもう箸は止まらず、ただひたすら”食べらさる”。 トッピングの海老天はプリプリかつジューシーで、満足感を一気に引き上げる。 そして完食する頃には、「これにして良かった」という満腹感と幸福感に満ち溢れているのである。 photo2263_7 友人がチョイスした、「布袋」のマーボー麺。 ……やっぱりこれも美味しそう。また行こう。 バルテラス https://31urban.jp/pc/sapporo/akatera/lower01.php 赤レンガテラス https://31urban.jp/pc/institution.php?iid=0021
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一人旅エッセイスト

#旅 #カフェ #コンサドーレ 25歳5ヶ月で47都道府県制覇。旅先で食べ歩いたご当地グルメは数知れず、おすすめ飲食店を聞かれればだいたいお答えできます。でも、一番好きな街はやっぱり札幌。愛する我が街の名を、コンサドーレの遠征先で叫んでいます。そんな27歳男子。札幌のカフェを応援するメディア「A Day in the Cafe」を運営中。

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