道立近代美術館で「横山大観展」を見てみた
2016年5月11日 19:36
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こんにちは。そひたんです。
今回はゴールデンウィークということで主人と美術巡りをしてきました。
道立美術館で春の名品展と横山大観展、大丸でハイキュー展、JRタワーでねこ休み展、エスタでねこ飛び展。
少しずつですが投稿していきますので読んでいただければ大変嬉しいです。
それでは、今回はテレビで盛んにCMも放映されている横山大観展を見てきたお話をさせて頂きます。
↑こんな感じでテレビでも特集されていますね!
島根の足立美術館の展示品が北海道初上陸ということに加え、連休の中日だったせいか朝早かったにも関わらずかなりの人だかりでした。
チケットを購入列、入場列でそれぞれ15分程並んだかな。
(美術館を入って右手が大観展になっているのですけどチケットを買うカウンターが展示室の入場口とは別に設けられていて入場時の混乱緩和がされていました。看板での案内があるので当日券を買う場合はそれに従って並ぶと購入できます。ただ看板が腰の高さの立て看板なので少しわかりにくいかも。大観展の入り口からみて右手です。)
入ってからもギュウギュウだったので作品の写真は撮れませんでした。
といいますか注意書きが確認できない状況だったので遠慮しました。
春の名品展の方はフラッシュをたかなければ基本的に大丈夫だったのですが、こちらもそうとは限りませんし。
混んでいる時に騒ぎになってしまったら申し訳ないですからね。
後で、お土産コーナーでポストカードでも買うことにします。
(上の写真はロビーの休憩スペースで流されていたテレビ放送の録画を撮影した物です。お土産コーナーの前に椅子があり、のんびり見られました。)
展示は年代順に並んでいて明治、大正、昭和と近代を広く渡って活躍した大観の作品の推移がよくわかるようにされていました。
最初に展示されていたのは『無我』だったかな。
どれも素敵だったので順番をはっきりとは覚えていないのですが、これがあの有名な! と感動した記憶があります。
大観の『無我』と呼ばれる作品は3作あり足立美術館の他に長野の水野美術館、東京上野の東京国立博物館が所蔵しているそうです。
切手にもなっている東京国立博物館の物が1番有名なのかな。
でも3つの中で、白黒で描かれているのは足立美術館の物だけなので、こちらが最初に描かれたものなんじゃないかなあ。なんて思ってしまいます。
素人考えですが。笑。
そんな専門的なことなんててんでわからない私ですが美術館にいくのは好きです。
美術館だと作品そのものだけでなく解説や装飾なんかも見られるのがいいですね。
西洋画なら額縁に入れられた状態、日本画は軸装された状態が見られるのがちょっとお得な感じ。
特に日本画の装飾は綺麗で好きです。
『無我』は額装でしたが、多くの作品が豪華に装飾されていて、とても綺麗でした。
ポスターにもなっている屏風の『紅葉』なんかも迫力があって綺麗でしたが、私は装飾のある掛け軸の方が綺麗に感じました。
動物が描かれている『晩秋』や『鶉』には賑やかで可愛い装飾、『山海二十題』なら静謐な装飾。そんな感じがしたので。
そんなことを考えるくらい、人だかりで進まないのを幸いとのんびり見ることができました。
混んでいるのも悪いことばかりじゃありませんね。
そうそう、今回面白かったのが大観作品だけでなく足立美術館の庭も展示されていたことでした。
大観美術館として名高い足立美術館ですがこだわりの日本庭園も有名なのですよね。
何でも景観維持のために窓から見える山までが敷地内だとか!
頭が下がります。
今回、道立美術館に展示されていたのはもちろん、庭そのものではありませんが写真と四季の映像が上映されていて、その雰囲気を味あう事ができました。
いつか行ってみたいなあ。島根県。
そんな感じで大満足の大観展でした。15日までやっています。
横山大観展 http://event.hokkaido-np.co.jp/taikan/