創業65年!愛され続ける人気店「おやき平中」で懐かしのおやつを食べてみた

2023年4月13日 11:00 1,217 Views
アバター画像

札幌生まれ札幌育ち多分このまま札幌骨埋め

高校時代は帰宅部ならぬ無帰宅部とでもいいましょうか、部活もせず家にも帰らず遊び歩いていた9進法と申します。そんな放課後によく買い食いしていたこちらのお店、久々に近くを通ったので寄ってみました。

創業が昭和33年!つまり65年前から小腹を満たしてくれています

おやき 平中

札幌市白石区菊水7条2丁目1-2
営業時間 10:00~18:00(日祝休)
URL https://www.oyakiyasan.com/top

飲食店は3年以内に70%、5年以内に90%が廃業すると言われているなか今年で65年!長生きですねー。すばらしい。ローカル情報番組や雑誌でたまに目にすることがあったものの、訪問は数十年ぶり。店内に入ると...時間が止まっているかのようにほぼ印象が変わっていない店主のおばちゃんがおやきをひっくり返して焼いておりました。
夏はかき氷、寒い時期はおやきと、ちびまる子ちゃんの世界のようなココで過ごした青春時代が懐かしい。
...って、今こんなに繁盛してんの?コロナ対策で店内飲食禁止となっていたのですが、次々と車が横付けされます。どうやら電話予約も入っているようでフードコートよろしく呼び出しブザーまで持たされて結果30分待ちでした。

まさか平中でおやきを買うのにこんなものを持たされるとは

その上、今回記事を書くにあたり検索してみたらコジャレたHPの存在まで!
かなり昔、イエローページという雑誌社から発刊された「死ぬまでに食べたい - 札幌の食通、金持ち、業界人に訊いたあの店のひと皿」という下品極まりないタイトルのムック本をうっかり買ったのですが、なんとこちら平中さんのおやきが載っていました。
...あのぉ、幾らなんでもそれは言い過ぎじゃない?おやきだよ?死ぬまでに食べたいってよぉ、ここでいう金持ち・業界人さんよぉ。庶民派アピールが過ぎやしませんか?と鼻白んだのを思い出しましたが、結局、そういう宣伝効果って馬鹿にできないんでしょうねぇ。

見た目は全部同じなので、スタンプで種類をお知らせしてくれています

おやきの種類は甘い系のあん・クリーム・チョコ(各120円)に、惣菜系のハンバーグ・マヨチーズ(各150円)の5種類。残念ながらお目当てだったハンバーグが売り切れていました。おばちゃんがわざわざ「たった今買っていったお客さんので最後だったのさ」とこちらの無念を必要以上に煽ってくれます。むきゃー!

あんとマヨチーズを購入
粒感も残してくれているあんこ
ジャンク感を堪能できるマヨチーズ

甘い系と惣菜系を1個ずつ購入。お土産で頂いた際のちょっと時間を置いたおやきもそれはそれの美味しさがありますが、蒸れてカリッと感が失われないうちに食べるのは久しぶり。齧る前から、小麦粉のコンガリと甘さが香って「懐かしい匂いがした~♪」と大黒摩季が降りてきました。

結論:シチュエーションがものをいう食べ物

はっきり言って、おやきなんてどこで買っても大した変わりはないし、昨今のやたら技術向上した冷食だって遜色ない味でしょうよ。でも、お店の佇まいや個人の思い入れってものがあります。自分にとって想い出のお店が今でも続いて営業しているのが本当に嬉しいと感じつつ、とんでもない糖質をメシ以外で摂取してしまったことに震えています。ですが、夏にイートインが復活していたら、いつかのようにかき氷を食べたいなと。御馳走さまでした。

アバター画像

札幌生まれ札幌育ち多分このまま札幌骨埋め

食べ呑み・外遊び・エンタメが生き甲斐の札幌人

このライターの記事一覧
サツッターのTwitterはこちら
Web担当者は忙しい こうなる前に、頼ろう。