はじめまして、『東区の雪女』です。
今月サツッターのライターになりまして、最初の投稿です。
最初の投稿はやはり大好きなものから紹介したいと思い選ばせていただいたのが、この『軟石や』さんです。今回は義母のお誕生日プレゼントを選びに行ってきました。
同じものは2つとない!自然と手仕事から生まれる、世界に一つだけの小さなおうち「かおるいえ」
何色ものグレーと白が混ざり合った札幌軟石に謎の白い塗料(企業秘密)で描かれた家の模様、木や動物達はなんと全てが手描き。『軟石や』代表、小原 恵(おばら めぐみ)さんによるものです。
一つ一つのタッチや絵柄からは、彼女の温かい人柄がうかがえるようです。ただ置いていてもかわいいのですが、アロマオイルを垂らすと香りが広がるアロマストーンです。
↓こちらは3年ほど前に購入した我が家の「かおるいえ」です。子供たちの写真と一緒になんとなく飾っていてもかわいらしい。
シンプルだったかおる家も、現在では札幌景観色(札幌市の景観を守るため、大きな建物や橋を建てる際に検討される70色)の塗料を屋根に塗ったものや、窓に見立てた穴から小鳥が顔をのぞかせるもの、教会の形をしたものなど様々な個性をもった「かおるいえ」が生まれています。
↑今回新しく自宅に仲間入りした教会とお家の「かおるいえ」です。
やはり自宅用を買わずにはいられませんでした…
屋根の色は左から「もいわやま」、「きゃべつ」、「えぞりす」です。この写真で伝わるかどうかわかりませんが、きゃべつの色なんてキャベツそのものです。
「軟石を室内に置くと家具が傷つくのでは?」
と思う方もいらっしゃると思います。でも大丈夫!羊毛フェルトのマットも店内にて販売しています(800円~)。表題の写真にも写っているお庭のようなマットは1,200円でした。同じく石山を拠点に活躍されている羊毛フェルト作家のすぎたまりさんの作品です。
札幌軟石の保存
札幌軟石は北海道の開拓を支えた建築資材でもあります。
民家やサイロから大きな建物まで、どんな建物にも使われた時代がありました。しかし現在では老朽化により倒壊したり、管理する人がおらず傷んでしまったという理由で解体されることが多くなっているそうです。小原さんは現存する札幌軟石でできた建造物を調べ、守る活動も行っています。老朽化したサイロの管理する人を見つけて移築したお話を聞いたときには、胸が熱くなりました!
素晴らしい、尊い活動をなさっていますね!!
どこか懐かしい…古民家で出会う癒しの笑顔
札幌市南区石山の住宅地の中にひっそりとたたずむ石造りの小さな雑貨屋さん。それが『軟石や』です。地元 石山で採掘される札幌軟石の端材を有効利用してかわいらしい雑貨を製造・販売しています。先にご紹介したかおる家は、その中でも一番の人気商品です。
外壁に札幌軟石をあしらった古民家を改装して工房兼ギャラリーとした店舗は、どこか懐かしく感じる外観。あまりにも住宅街に溶け込んでいるためか、初めて訪れるには少し難易度が高いかもしれません。しかし、たどり着けば必ず迎えてくれる小原さんの温かい笑顔。懐かしく落ち着いた雰囲気の店内。そしてところ狭しと並んだ軟石商品の数々!雑貨好きなら疲れなど吹き飛びテンションが上がりっぱなしです!
ぜひ行ってみてください!!
お店情報
まだまだ伝えきれない軟石と『軟石や』さんの魅力は、行ってみればきっと伝わるはず!
軟石や
住 所 札幌市南区石山1条2丁目9-22
電 話 090-9425-0573
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜日
駐車場 2台(店舗前)
ホームページ
http://212a-a.jimdo.com