普通列車が停車しない!?

世の中には当然だと思い込んでいることがいくつもある。
例えば普通列車。
普通列車は全ての駅に停車するのが当然だと誰もが思っている。
しかし、世の中には特定の駅を通過してしまう普通列車もいる。
時刻表をよく見てみると、、、

サッポロビール庭園・植苗通過・・・
当然だと思っていることは実は当然ではないということもあるわけだ。

サッポロビール庭園駅は、百歩譲ってサッポロビール庭園の利用を主目的とした駅であるため一部列車しか停まらないというのも納得がいく。
しかし、植苗駅はどういうことか?
とりあえず行ってみることにした。

北海道の大動脈路線!だが…

植苗駅は北海道の大動脈・稼ぎ頭の千歳線に所属する駅で、南千歳駅の隣に位置している。
南千歳までは快速エアポートが運行されており、空港利用者を中心に利用が多い。ところが、南千歳を発車すると車内はご覧のあり様。

向かい側の席には誰も座っておらず、大きな窓を独り占め。しかし、この汚い窓どうにかならないものか。
せっかくの北海道の景色を楽しめないではないか。
景色を楽しむこともできず、植苗駅に到着した。
列車から降りたのは私一人だった。

1日の乗降客は約60人

植苗駅は大正15年に開業した歴史ある駅だが、駅員配置のない無人駅だ。
1日の乗降客数は60人程で(2014年)お世辞にも利用者が多いとは言えない。

植苗駅は南千歳駅の隣駅となっているが、かつては南千歳と植苗間に「美々駅」が存在していた。しかし、1日の平均乗降客数が1人という状態であったことから、JR側から千歳市に対し廃止の打診があり、千歳市はこれを容認。2017年3月4日をもって廃止となった。

美々駅が廃止になってしまったことを考えると、南千歳以南のローカル駅は苦戦を強いられていることが伺える。

これが植苗駅前通りだ!


L字通りに住宅が数軒。以上。

NO STATION NO LIFE


利用者は少なく閑散とした駅前ロータリー。
しかし、そこに僅かでも利用者がいる限り、駅の存在意義がある。










風の音、木々の揺れる音、鳥のさえずりだけがささやかに聞こえる駅。
時折、特急列車が猛スピードで通過していく。



特急列車の乗客は、この駅の存在すら知らないのかもしれない。
しかし、植苗駅はここに存在している。

今日も僅かな乗客をただ静かに待ち続けている。