道南、七飯町にある「大沼国定公園」

駒ヶ岳の火山活動によってできた大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼のうち、大沼は1915年(大正4年)に新日本三景に選定され、2012年(平成24年)にはラムサール条約登録湿地となるなど、北海道を代表する観光スポットです。

大沼国定公園公式HP:http://onumakouen.com/

大沼公園が観光地として認知されるようになったのは、鉄道の開通が大きく関わっています。1903年(明治36年)の北海道鉄道大沼駅開業後に、大沼公園広場地区が観光地として発展したそうです。

鉄道が人・物資輸送の主力だった明治時代、大沼を訪れる人々がたくさんいたはずです。となると、食べ物が売られるようになっても不思議ではありません。

鉄道開業の2年後、明治38年に創業した「沼の家」さん。大沼だんごの歴史は駅売りから始まったようです。

現在の大沼公園駅。レトロ感のあるスタイルで、いかにも観光地らしい雰囲気が漂っています。


駅正面を見るとちらほらと土産物店が見え、観光バスや観光客の姿もそれなりにありました。


そんな大沼公園駅前にどっしりとした佇まいで建っているのが、「沼の家」さんです。



店内に入ると、函館が近いことから函館に関するお土産品があったり、大沼だんご以外の沼の家さんの商品があったりと、見ていてなかなか興味深いです。


そして、カウンター上に大量に並べてある白と橙の包装紙に包まれたもの、それこそが大沼だんごです!

「大沼だんご」というのは沼の家さんの商標登録であるため、沼の家さんでしか作っていない商品です!

大沼だんごは2種類あり、

↓餡と正油↓


↓胡麻と正油↓

さらに、どちらの味にも大(650円)・小(390円)とサイズが2種類あります。

お店にはひっきりなしにお客さんが来ており、大沼だんごが飛ぶように売れていました。

沼の家さんの営業時間は8:30~18:00ですが売り切れ次第閉店とのことで、遅い時間に行くと売り切れてしまっているかもしれませんのでご注意ください。

では、餡と正油からいただいてみます。

べったりと塗られたこしあんに正油に浸かっただんご。

うるち米を使用している一口サイズのだんごはつるんとした舌ざわりで、もっちり柔らかい触感。餡も正油は甘すぎないのにグッと主張してくる美味しさ。1個1個のサイズは小さいのに、食べごたえ十分です!


胡麻と正油。

黒ゴマは見るからに濃そうな色をしていますが、意外にあっさりしています。
胡麻の風味が口中に広がり、だんごとの相性もバッチリです!

大沼だんごの容器を見て思ったのが、左右でサイズが違うこと。


餡側は大きく、正油側は小さめです。
調べたところ、サイズの違いは大沼と小沼、一口サイズのだんごは沼の中に無数にある小島をイメージしているのだとか。

味だけでなく、デザインの面もしっかりと考えられているわけですね。

大沼だんごの賞味期限は「当日中」です。基本的に作り立てを販売しているため、冷凍保存や作り置きをせず、店頭の売れ行きを見ながら奥の作業場で手作りしているそうです。

ですので、催事や百貨店などのイベントにも出展されることは少なく、大沼だんごを買うには現地に行かなければならないということです。

「本日中にお召し上がりください」と購入する方全員に声をかけてありました。

ちなみに、沼の家さんで買う以外にも一つだけ方法があります。

それは、、、


JR北海道の特急列車車内です。

大沼だんごを取り扱う列車は

特急
・スーパー北斗7・9・11・15号
・北斗13号

1日5本(全て札幌行き)のみです。

積み込み量も限られているため、列車内で購入を希望される場合は予約を行うことをおススメします。

私の体験談として、予約をしようと席で待っている間に新函館北斗から乗車してきた海外の観光客が大沼公園で積み込んだ大沼だんごを全て買い占めてしまい、購入どころか予約することすらできなかった苦い経験があります。

ですので、私は函館から乗車した際は自分から客室乗務員さんのところに赴き、先手を打つことを心がけています。

大沼だんごを食べながら車窓に映る駒ヶ岳を眺めるのは、至福の一時です。

函館方面へ足を延ばすことがあれば、ぜひ「大沼だんご」を食べてみてはいかがでしょうか?

http://www.hakonavi.ne.jp/oonuma/numanoya.html

【余談】
列車待ちをしている間、大沼公園駅周辺を散策していると・・・

突然、JR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」がやってきました!

不意打ちを食らったかのようで、慌ててカメラを構えたためあまり良い写真が撮れませんでしたが、予定外の収穫に大満足でした。

いよいよ2017年5月から運行開始ですね!