「木霊 北海道・栗山町の泣く木のはなし」第7回絵本出版賞受賞作!4月14日発売
第7回絵本出版賞受賞作 「木霊(こだま)北海道 北海道・栗山町の泣く木のはなし」が、4月14日発売。北海道栗山町に伝わる「泣く木」の伝説から生まれた絵本で、著者は北海道出身の永井利幸さんです。樹齢300年、人々の悲しみに寄り添って生きてきた聖なるハルニレの木のおはなし。読んでみたい。(コメント:編集部 SHIHO)
伝説? それとも実話?
樹齢300年のハルニレの木は、人の悲しみに寄りそって生きてきた木。
その木に伝わる伝説を、繊細で力強い鉛筆画で表現しました。
株式会社みらいパブリッシング(本社:東京都杉並区高円寺 代表取締役:松崎義行)は、新刊【木霊 北海道・栗山町の泣く木のはなし】著者 永井利幸を2023年4月14日に発売いたします。
涙のあとに希望が見えてくる絵本。
魂を持つ「泣く木」の伝説が、令和の時代に不死鳥のごとく蘇りました!!
北海道栗山町に伝わる「泣く木」の伝説から、この絵本は生まれました。
「泣く木」伝説は、地元の人たちの間で語り継がれてきた、ちょっぴり悲しい物語です。
人に降りかかる悲しみにそっと寄り添いながら、北の大地に枝葉をひろげ、その身内に「魂」を宿して何百年という長い歳月を生きてきた、聖なるハルニレの木の物語。その物語の深さとやさしさに共感した人々の協力を得て、このたび「泣く木」伝説は一冊の美しい絵本になりました。
物語のすばらしさもさることながら、繊細で力強いタッチで描かれた鉛筆画の線や形は、物語以上に多くのことを語りかけてきます。白と黒だけの表現なのに、そこには豊かな色彩が潜んでいます。色彩にあふれた環境で育った子どもたちの目にも、きっと、その美しさは伝わるでしょう。
「木霊っていうのはな、木に宿っている魂のことだ。それも、樹齢が百年も二百年も超えて、長い年月を生きている樹木に宿っている魂のことだ」
ーー本文より
本作は、第7回絵本出版賞優秀賞受賞作です。
発売日 | 2023年4月14日 |
体裁 | B5判 32ページ 上製 |
価格 | 1,540円(税込) |
ISBN | 978-4-434-31918-1 |
対象年齢 | 5歳から |
著者について
永井 利幸(ながい としゆき)
1963年北海道生まれ。
道都大学社会福祉学部卒業後、旭川市の知的障がい児入所施設で早期教育を担当。
2017年に当麻町役場を退職し、絵本『ぶひ』『のぶひ』『ねぶひ』を出版。
著書に育児エッセイ『おばあちゃんのひとりごと』がある。