セコマのホットシェフ新作「山わさびバーグ丼」を食べてみた
回転寿司の注文カードや注文タブレットの「サビ有り・サビ抜き」の選択は、デフォは有りで、抜きの場合だけチェックを入れるシステムならいいのにと思っている9進法と申します。以前ここサツッターで地元北海道のセイコーマートさんの「かつ丼」への愛を告白したように、信頼度抜群の店内調理「ホットシェフ」ですが、気になる新商品の情報があったので実食しました。
4/18発売、ホットシェフ新商品「山わさびバーグ丼」¥520(税別)
まず肝心のハンバーグ。えー、いたって普通、というよりもソースはレトルトのミートボール感、ハンバーグのクオリティも正直、店内調理のメリットがあるようには感じませんでした。価格は多少違うながらも松屋さんのほうがソースもバーグ自体も圧勝だと思います。あそこカレーもハンバーグも凄いよねぇ。
半熟目玉焼の火入れ加減は自分としては好みで美味しかったのですが、これをハンバーグと絡めて山わさびの良さを消すのも嫌ですし、コーンと合わせる必然性も無いので、ちょっと食べ方に困る存在。なんだか無理矢理に間埋めしたように映ってしまいます。
また大量投下されているコーン。個人的に食指が動きません。一緒に炊きこみ御飯にしたわけではなく、白米の上に茹でとうきびをバララっと乗せられても...むしろ安っぽさを強調してしまっていると感じました。
そして「山わさび」。ステーキのホースラディッシュ添えがあるように、これ自体は斬新な組み合わせでもないし、要冷蔵をヌクヌクにしちゃっているせいなのか、この手のワサビパックと同様に、特筆するほどには「ぜひ山わさびの良さを存分に」という風味・パンチではありませんでした。なのでトータルの感想、「山わさび」の槍1本で戦うのは辛過ぎやしませんかね。
何故こんなに厳しいことを書くのか
普通の弁当コーナーにこれがあったのなら敢えて何も言いませんが、なにせ、あの「かつ丼・豚丼・親子丼」の激強サンバルカンを有したホットシェフの丼シリーズに名乗りを上げるなら、そりゃ厳しい意見も多少言わせてくださいよ。
おそらく数年前に全国的な話題にもなった例の「山わさび」商品にあやかりたかったと思うんだけど...
つまりコレ。
過去、全国的に耳目を集めた別名「食べる催涙ガス」である山わさび塩ラーメン。1度だけ食べたことがありましたが、あのインパクトを再確認したくなり数日後に食べてみました。
いつの間にかタイトルにドラゴンボール的に「改」が付いています。少しは懲りてマイルドにしたってことですかね?さっそく麺を一口すすっ...ブヴォ!
結論:やるなら徹底的に
奇をてらったわけではないかもしれませんが、山わさび塩ラーメンがヒットというか有名になったのはやはりえげつない角度と強度。そういう観点からもちょっとインパクトとアイデアに欠けているという感想が否めなません。ましてセイコーマートさんのキラーコンテンツであるホットシェフ新商品でデビューさせるにはちょっと及第点には届いていない気がします。少なくともメジャーリーグあるいはブンデスリーガであるホットシェフの選手では無いと思いました。ぜひあの強豪に肩をねじ込んでくるような丼モノの登場を期待したいと思います。