ニッカウヰスキー余市蒸溜所に行ってみた

2019年9月19日 13:59 1,030 Views
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札幌市民

余市町は札幌から車で1時間ほど。気楽な日帰りドライブには最適な場所の一つです。
でもニッカウヰスキー余市蒸溜所内には、随分長い間、足を踏み入れていませんでした。
朝ドラで注目されてからは特に多くの人が訪れただろうこの場所、今回、ふと思い立ち、行ってみたくなりました。
大人の社会科見学です。

大人の社会科見学開始

いつでも行けると思うと、なかなか行かないものだし、意外と何も知らなかったりします。
よく通ることのあったこの施設近くに着いてからまずしたことは、この施設の駐車場探しでした。
親切な警備員さんに教えてもらい、駐車場へ。

無事駐車して施設の入口らしき場所まで歩くと、地図がありました。

下の黄色い所が現在地、受付は上の黄色い所。
どうやら駐車場は正面受付から逆の場所にあるようです。
とりあえず受付まで、赤いルートを歩いていきました。

色々な建物に興味をそそられながら、受付のある正面に到着。

車で通ったりした時に何度も見ていますが、近くで見ると年月を感じるこの佇まい、素敵です。
この門に入ってすぐ左に受付があり、パンプレットをいただけます。
見学は無料。

門を通り抜け、今来た道を戻る形で、パンフレットを見ながら見学開始です。

この写真の右側に「乾燥棟」があります。
ウイスキーにスモーキー・フレーバーをつける大切なプロセスの場所、らしいです。
写真は残念ながらいまいちだったので割愛。

次に醗酵棟へ。
近くに行くと独特の匂いがします。

中に入ることができて、中には大きなタンクが並んでいました。
ここで酵母を加えて醗酵の工程を経て、蒸溜へと運ばれるようです。

朝ドラで見たポットスチル!

次は蒸留棟へ。

ここには、あの朝ドラで見たポットスチル(蒸溜器)がありました!

とても大きくて、テレビで見た通りの形。
昔ながらの石炭による石炭直火焚蒸溜という製法を続けているのは、今では世界でもここ余市蒸溜所のみなんだそう。
創業者・竹鶴政孝さんはウイスキーの作り方を学ぶために本場の海外へ留学していますが、ポットスチルに注連縄をしているところは、とても日本的ですね。

出来上がったウイスキー原酒は樽に詰められ貯蔵庫で熟成に入ります。
第1号貯蔵庫は創立時に建てられたものだそう。

中には大型スクリーンと樽が並んでいました。
私が行った時には外国語が流れていて、海外の方と思われる観光客が大勢でスクリーンを見ていました。

後で知りましたが、1号貯蔵庫は見学用に開放しているため、そこにある樽はすべて空樽だそう。
実際使われている現在の貯蔵庫の数は26棟だそうです。

生活を垣間見る家

敷地内にはウイスキーを製造する工程の建物だけではなく、旧事務所やリタハウス、旧竹鶴邸などの見学スポットがあります。

旧事務所は小さいですが、中に入るとガラス越しに当時の事務所を見ることができます。
応接セットに、周りの棚にはウイスキーが並べられていて、素敵な空間です。

リタハウスは耐震の関係で中は見学できませんが、旧竹鶴邸は入ってすぐのお部屋のみ、中に入って見学できます。
どれも当時を感じさせてくれる素敵な建物で、見甲斐があります。

写真はリタハウス。

ウイスキー博物館は見応えがあります

歴史的かつ現役でもある建物や竹鶴さんの銅像なども見学した先に、ウイスキー博物館があります。
ここ、結構見応えがありました。

入ってすぐ、ポットスチルと樽に出迎えられます。

その後ろ側には、ニッカウイスキーといえばこのお顔というロゴデザインが。

そしてその向こうには、ウイスキーにまつわる展示や試飲もできるバーカウンター(有料)が広がる空間になっています。
車なので試飲は我慢……。

更にここから左に進むと、竹鶴さんとその奥様であるリタさんの軌跡や、ニッカウイスキーの歴史を見て取れるコーナーが広がっています。

写真は撮っていないですが、展示物の中にノートなどがあり、竹鶴さんはとても字がきれいで見惚れます。
個人的にはそこ、必見です(文字フェチ)。

見るもの満載で面白かったです!

見学ガイドツアーがあります

ウイスキー博物館を出ると、ほぼ見学は終わり、最初に来た地図の看板のある所に到着しました。

目の前にあるのは、お土産を購入できる売店、右にニッカ会館です。
ニッカ会館の二階には試飲コーナーがあるようですが、車なので試飲は我慢……(2回言ったような)。
レストランもありました。

今回行ってみて気づいたのは、約90分の見学ガイドツアーがあるということです。
事前に予約が必要のようですが無料なので、せっかく行くならニッカをより楽しむためにお願いするのも良い手だと思います。
また、パンフレットについているQRコードを読み取ると、見学コースなどをガイドしてくれるサービスもあります。

詳しくはHPで確認してみてください。
https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/index.html

とにかく思った以上に楽しめたニッカウヰスキー余市蒸溜所は、秋の社会科見学に、ちょっとしたドライブついでに是非おすすめしたいスポットでした。
試飲するなら、JRかバスで。

★ニッカウヰスキー余市蒸溜所
住所/北海道余市郡余市町黒川町7-6
(JR余市駅から徒歩すぐ)
TEL/0135-23-3131
営業時間/9:00~17:00
休業日/年末年始(臨時休業あり)

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札幌市民

札幌生まれの札幌育ち。
興味の対象は衣食住心身、それらを彩るもの全般。
日常の一部を切り取った発信を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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