普段生活をしていて、自分が「札幌という街の一員である」と強く意識することは、あまり無いだろう。

住所を書くときは「札幌市」で始めるし、電話をかけるときはまず「011」と押す。ソウルフードは?と問われればみよしのの餃子カレーと答えるし、真っ先に思いつくローカルCMといえば「ぼく、サッカーで優勝したよ!」だ。

……後半のはともかく、それらの行為はもはや札幌市民の”当たり前”であり、特別意識しないことこそ自分が札幌市民であるという証明なのだと思う。

ただ、たまには自分が札幌市民であることを誇りに思える、血湧き肉踊るような瞬間があっても良いではないか。
そんな体験ができる場所、北海道コンサドーレ札幌のホーム開幕戦に行ってみた。


2016年3月13日、日曜日。
まだ残る寒さの中にも春の気配を感じる国道36号線沿いを、地下鉄福住駅から札幌ドームに向けて歩く。
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スポーツ観戦の都度、もう数百回は通ったこの道だが、歩を進めるごとに上がる高揚感、そしてドームが目の前に現れた瞬間の感動は今も変わることはない。
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無論、緑色にまばゆく輝くピッチは何よりも美しい。
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プロスポーツ観戦の楽しみは、試合だけではない。
試合開始までの時間をエンジョイしてもらうために、豪華景品の当たる「宝探しゲーム」や商品サンプルの配布会など、様々な催しが行われる。
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そして、忘れてはいけないのがスタジアムグルメだ。

今年は「コンサドーレ 太鼓判メニュー」と称された特別メニューが、コンサドーレの主催試合限定で販売されている。
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チームカラーの赤黒にちなんだ商品が多く、見た目にも鮮やかで、味はもちろん”太鼓判”の保証付き。

今回私が食べたのは、モスバーガーの「コンサドーレ カツバーガー」。辛過ぎないケイジャンケチャップが食欲を掻き立てる、味もボリュームも満足感たっぷりの一品。
観戦の際はこの「太鼓判メニュー」中から選ぶことをおすすめしたい。

「We are SAPPORO!」

サポーターの声がドーム中に響き、ファンが手拍子で呼応した瞬間、我が街の誇りをかけた戦いが始まる。
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結果は、愛媛FCを相手に1対1の引き分けだった。
先制点を挙げたときの喜び、同点に追いつかれたときの悲しみ、プロのテクニックに思わずニヤけてしまうワクワク感、勝ち切れず試合終了を迎えてしまった悔しさ……

それぞれの瞬間、北海道コンサドーレ札幌というサッカーチームに抱いた感情は、2万を超えた観衆が内に秘める「俺達の街・札幌」という想いに起因するものであろう。
共に本気で喜び、共に本気で悔しがることができる。
そんなチームが我が街に存在することを誇りに思い、「今年も精一杯応援しよう」と心に誓って家路に就くのであった。

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秋にはこう言いたいなぁ。
「ぼくたちのチーム、サッカーで優勝したよ!」と。

北海道コンサドーレ札幌 公式サイト : http://www.consadole-sapporo.jp/