【札幌軟石 vol.03】『離島キッチン 札幌店』で島巡りしてみた

大正15(1926)年に札幌軟石で建てられた蔵を、2017年9月29日に改装オープンした『離島キッチン 札幌店』。

▲ 離島キッチン 札幌店全景

重厚な外観の石蔵に入ると、蔵の天井まである吹き抜け、札幌軟石の壁、白い床、木というシンプル内装が、開放的な居心地の良い空間を作り出しています。

▲ 離島キッチン 札幌店内の様子。写真左側が玄関と物販スペース、右側が飲食スペース

地下鉄南北線 北12条駅・地下鉄東豊線 北13条東駅、どちらからも徒歩約5分の石狩街道沿いにあります。

見て楽しめる工夫満載の店内!

店内は、大きく分けて物販スペースと飲食スペースに分かれています。

玄関を入ると、まず物販スペースがあり、真っ先に目に飛び込んでくるのは、日本列島を描いた黒いテーブルに産地別に置かれた商品の数々。

▲ 北海道は、海藻系が置かれています!

地図の離島付近に特産品が展示され、どのあたりで生み出されたものか一目で分かるなど、随所に工夫が施されており、離島への興味を刺激されます。

▲ 和モダンという言葉がぴったりな、飲食スペース。落ち着けます!

離島キッチンでは、その日の入荷状況で昼・夜ともにメニューが変化するため、毎日印刷してあり、さらに持って帰ることができます。

▲ 離島の説明がたくさん書かれているメニュー

ある日の食事内容です。
▲ 「本日の島めぐり定食」(1,000円+税)

上の写真は、左下から、
・奥尻島のふっくりんこのご飯
・隠岐島の海士乃塩のお漬物
・喜界島の豆っからー
・岩城島の芋菓子
・利尻島のとろろ昆布
・島野菜のごま和え
・隠岐島のあらめの煮物
・隠岐島のふくぎ茶
・焼尻島のがらめ昆布のお味噌汁
・岩城島のレモンポークの揚げ餃子
・宮古諸島のカツオのハラガーとなっており、食べながら島めぐりができます。

ちなみに最後に出てきたハラガーとは、宮古島の方言で「腹の皮」のことだそうで、1匹1切れのみ取れる脂がのって味の濃い貴重な部分だそうです。

これらの内容は、メニューにも書かれていますが、スタッフさんが定食を持ってきてくれた際に、一品ずつ説明してくれます。

『離島キッチン 札幌店』の石蔵利用は、社長の一目惚れから!

札幌店のマネージャーである大関太一(おおぜき たいち)氏に、この蔵を店舗にした経緯を伺うと、社長が石蔵に一目惚れしたからとのこと。

さらに札幌軟石の蔵について、ご感想を伺ったところ、「改装時は、車が通るスペース確保のために蔵の側面を約3m切るという苦労はあったものの、保温性があり、冬は予想していたより暖かいことと、古き良き建物なので大事にしていきたい」とのことでした。

▲ 大正時代には、醤油の醸造所として活躍していた石蔵に残る屋号

時代の変遷とともに建物の役割を変化させ、現在は、多くの方が利用できるお店へと再生されたのは嬉しいですね。

日本の離島について

先述の大関氏によると、「メニューを持ち帰れるようにしたり、スタッフが定食の説明をしたり、様々なリーフレットや離島の書籍を置いているのは、食事をとおして島々の文化・歴史・魅力を多くの方に知ってほしいから」だそうです。物販スペースも、離島のアンテナショップの役割を担っています。

日本には、周囲100m以上の離島が約6,800島あり、そのうち人が住んでいる離島は418島もあるそうです。
これら有人・無人の国境を含む離島のおかげで、日本は、領海及び排他的経済水域の面積ランキングで世界第6位、体積は第4位となっています。種類豊富で新鮮なお魚をいただけるのは、まさにこの離島なくしては成り立たないかもしれません。

▲ 「離島キッチン 札幌店」の冊子には、北海道の離島について説明書きがあります。

北海道にも、礼文島、利尻島、奥尻島などの離島があります。
いつか実際に足を運んでみると、いろいろな発見が待っているかもしれません。

まずは、食べて魅力を発見し、想いを馳せてみてはいかがでしょうか?

参考資料

・離島発 生き残るための10の戦略(著者:山内道雄、出版社: NHK出版)
・日本の国境に行こう!!  https://kokkyo.info/
・特集 日本の離島と国境 https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/rito/index.html (「政府広報オンライン」サイトへリンク)

■離島キッチン 札幌店
場所:札幌市北区北11条西1丁目1-25
電話番号:011-374-7233
営業時間:11:30~14:00(L.O) / 18:00~21:00(フードL.O)21:30(ドリンクL.O)
定休日:月曜日(月曜祝日の場合は翌日)、棚卸日(毎月末)
駐車場:6~7台分(お店の側面にあります)
公式サイト:http://ritokitchen.com/
※札幌店では、今後様々なイベントを企画していくそうなので、気になる方は、Facebookやライン@をチェックしてみてはいかがでしょうか?札幌店
札幌店Facebook
LINE@